猫が好きな人にする行動・仕草・鳴き声とは?仲良くなる方法も解説

  • 猫はどのような愛情表現をするのだろう?
  • ウチの猫は自分のことを好いているのだろうか?
  • どうやったら、猫に好かれるのだろうか?
  • この仕草は、どういう意味があるのか?

このように思っている人は多いのではないでしょうか?

猫はさまざまな方法で、人に対して愛情を伝える習性を持ちます。それらを参考にすれば、どの程度信頼関係ができているかわかるでしょう。

本記事では、猫が好きな人に対して見せる行動やしぐさを解説。あわせて猫に好かれるためのテクニックに関しても触れています。

本記事を読めば、猫との信頼関係を築く方法がわかるでしょう。猫と仲良くなりたい人はぜひ参考にしてください。

関連記事▶︎猫を飼い始めるときにすべき準備は?必要なものと環境を解説

猫が好きな人にする5つの態度

猫が好きな人に見せる態度は、じつに多岐に渡ります。大きく分けると5つのアプローチがあります。

  • 仕草
  • スキンシップ
  • 表情
  • 行動
  • 鳴き声

それぞれどのような形で親愛の意を示すのか、代表的な例を詳しく解説するので参考にしてください。

仕草|しっぽを立てる、鼻でチューするなど

猫が相手を好いているとき、自分から積極的に働きかけてくる仕草が見られる傾向があります。代表的な仕草には、以下が挙げられます。

  • 尻尾をピンと立てて近づいてくる
  • 鼻でチューをする
  • 前足でふみふみする

なかでもしっぽをピンと立てて近づいてくる行動は、子猫が母猫に甘えるときに見せる仕草が由来です。

飼い主に対してこの行動をとるのは、強い親しみと信頼を寄せているサインといえるでしょう。

鼻でチューをする「鼻つん」は、猫同士があいさつを交わす際の行為と同じです。

自分と相手のにおいを交換することで安心感を得ようとしているため、心を許した相手にしか見せない行動だといえます。

前足でふみふみする行動は、子猫が母猫のお腹を踏んで母乳を促したときの名残です。成猫になってからも飼い主に対してこの行動をとる場合は、深い安心感と甘えたい気持ちの表れだと考えられています。

スキンシップ|体をこする、お腹を見せるなど

仕草だけでなく、直接触れ合うスキンシップでも愛情が表現されます。代表的なものには以下が挙げられます。

  • 体をこすりつける
  • 体を舐める
  • お腹を見せる

体をこすりつける行動は、猫の頬や顎にある臭腺から自分のフェロモンを相手につけるマーキング行為です。「あなたは自分のもの」という親愛の証であり、信頼していない相手には決してしない行動だといわれています。

体を舐めるのは、猫同士が仲間に対しておこなうグルーミングと同じ意味を持ちます。飼い主を自分の仲間・家族と認識しているからこそ見せる、信頼の証といえるでしょう。

お腹を見せる行動は、猫にとっての急所を晒すことから、やはり信頼関係が表れているといえます。

表情|目の動きに愛情が表れる

猫は表情でも愛情を伝える傾向があります。特に目まわりの変化に注目すると、好意のサインが読み取りやすくなるでしょう。代表的なものは以下のとおりです。

  • 目を細める
  • ゆっくりまばたきをする

目を細める仕草は、猫がリラックスしているときに自然と出る表情です。好きな人の前でこのような表情を見せるのは、警戒心が解けて安心しきっている証拠といえるでしょう。

ゆっくりまばたきをするのは、猫の「好き」を伝えるコミュニケーションのひとつ。猫同士では目をじっと合わせる行為が敵意を示すのに対し、ゆっくりまばたきをすることで「敵意はない、あなたが好き」という気持ちを表現しています。

行動|プレゼント、出待ちや見送りなど

仕草や表情だけでなく、行動面でも愛情が表現されます。主だったものとして以下が挙げられます。

  • 獲物をプレゼントする
  • 後ろをついてくる
  • 出待ち・見送りをする
  • PCでの作業を邪魔してくる
  • 名前を呼ばれると振り返る

猫からの好意は行動面にも現れ、基本的には好きな人のそばにいようとします。後ろをついてきたり、帰宅時に玄関まで出迎えてくれたりするのも、そのひとつです。

PCでの作業を邪魔してくる行動も、「構ってほしい」「もっと自分を見てほしい」という愛情表現の一種。一見迷惑に見えますが、好きな人にしかしない行動だと思えば、愛おしく感じられるでしょう。

ネズミや虫などの獲物をプレゼントしてくる場合は、「あなたにも食べてほしい」という気持ちの表れだといわれています。驚いてしまうかもしれませんが、猫なりの愛情表現のひとつです。

鳴き声|ゴロゴロ、甘え声など

猫は鳴き声でも愛情を表現することがあります。好きな人に対してのみ聞かれる発声には、以下のようなものがあります。

  • 喉をゴロゴロと鳴らす
  • 甘えた声を出す
  • わがままっぽい声で鳴く

喉をゴロゴロと鳴らすのは、相当にリラックスしているときにのみ聞かれる発声です。飼い主のそばでこの音が聞こえたなら、身も心も委ねてくれているといえるでしょう。

高い声で甘えるように鳴くのも、好きな人に対する愛情表現のひとつです。「ニャーニャー」と鳴きながらついてくる場合は、「一緒にいてほしい」「かまってほしい」という気持ちを伝えていることが多いでしょう。

わがままっぽい声(要求鳴き)は、ごはんや遊びをねだるときに聞かれることが多い鳴き声です。信頼している相手にしか見せない甘えの一種であり、「あなたならわかってくれる」という気持ちの裏返しだといえるでしょう。

特になつき度が高いときにだけ見られる態度

猫の愛情表現にはさまざまなものがありますが、なかでも信頼度がとくに高い相手にしか見せない態度があります。代表的なものには、以下が挙げられます。

  • 一緒に寝る・ヘソ天で眠る
  • 背中やお尻を向けてくる
  • サイレントニャーで甘える

これがあれば、ていねいな世話を実施している、猫から相当な信頼されているといえるでしょう。

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

一緒に寝る・ヘソ天で眠る

猫が飼い主の近くで眠ろうとする行動は、深い信頼関係の表れ。

眠っている間は無防備になるため、猫は本能的に安全だと感じる相手のそばでしか眠ろうとしない傾向があります。

なかでも、お腹を上に向けた「ヘソ天」姿勢で眠る場合は、さらに高いレベルの信頼を示しています。

お腹は猫にとっての急所であり、それを完全にさらした状態で眠れるのは、「この場所は安全だ」「この人は絶対に危害を加えない」と確信しているからです。

愛猫がヘソ天で熟睡している姿を見られたなら、最高レベルのなつき度に達したといえるでしょう。

なお、ヘソ天をしている猫に急にお腹を触るのは避けましょう。

無防備な状態で驚かせてしまうと、引っかかれたり噛みつかれたりすることがあります。愛猫が甘えたそうにしているときは、優しく声をかけながらそっと撫でる程度にとどめるのがよいでしょう。

背中やお尻を向けてくる

背中やお尻を向けてくる行動も、深い信頼の証といえます。

猫は本来、警戒が必要な相手には背中を向けたがりません。

後ろを向けば死角が生まれ、攻撃に対して無防備になるからです。

飼い主に背中やお尻をぴったりとくっつけてうとうとしている場合、「あなたのそばは安全だから、背後を気にしなくていい」という強い安心感の表れだと考えられています。

「好きな人にしかしない行動では?」と感じる方もいるかもしれませんが、これは猫が心を完全に開いているサインだと前向きに捉えましょう。

サイレントニャーで甘える

声を出さずに口だけを「ニャー」と動かす、通称「サイレントニャー」も、なつき度が非常に高い相手にだけ見せる鳴き声です。

これはもともと、子猫が母猫に甘えるときに出す鳴き声。

人間には聞き取れない高い周波数の音を発しているといわれており、特別に信頼している相手にしか使わない表現だとされています。

飼い主にサイレントニャーをしてくれるなら、母猫同然に愛されているといえるでしょう。

このような鳴き声が聞こえたら、優しく話しかけたり撫でてあげたりすると、猫はより満足してくれるでしょう。

猫に対して愛情を伝える方法

逆に猫に対して、飼い主の愛情を伝える方法もあります。そうすることで、より仲良くなれるでしょう。

  • やさしい声で話しかける
  • 気持ちのよいところを触る
  • 遊び相手になって関係を深める
  • 餌をあげる役割を継続する
  • 基本的にゆっくりと動く
  • いじわるせずやさしくする

このようなことを繰り返していけば、愛情が伝わり、仲良く暮らせるようになります。それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

やさしい声で話しかける

猫に対して愛情を与える方法の基本は、やさしい声で話しかけることです。これを繰り返していけば、少しずつ好かれていくでしょう。

逆に大きな声や高い声は、猫にとってストレスになるので、できるだけ控えたいところです。

なお猫は「やさしい声」と「それ以外の声」を聞き分けていることが、研究で明らかになっています。

(引用:GIGAZINE

つまり、飼い主が自分に対してむけている感情を判断でき、それに応じて好き嫌いを決定する能力を持っています。

また同サイトによれば、自身の名前を認識しているとも解説されています。

その点を踏まえれば、毎日やさしい声で名前を呼び、安心できるコミュニケーションを積み上げていくのが大切だといえるでしょう。

気持ちのよいところを触る

気持ちのよいところを触るスキンシップも、猫に愛情を伝える方法として有効です。

ポイントは、触って欲しいところ、触って欲しくないところを見極めること。

(引用:南大阪動物医療センター

これは、猫がどこを触られたとき、何を感じるかをまとめた画像です。

基本的に「自分の舌が届かない場所」を触れるのを好みます。特に尻尾の付け根部分は多くの猫が触られるのを好むポイント。

一方で、腹部や後ろ足を触られるのは苦手です。この違いを見極めて、心地よいスキンシップを実施しましょう。

遊び相手になって関係を深める

もちろん、一緒に遊ぶことも大切です。猫が遊びたいときに付き合ってあげれば、おのずと好感を持たれるでしょう。

また一緒に遊べば自然とコミュニケーションやスキンシップを取る機会も増えるので、より早く親密になれます。

ただし一緒に遊ぶこと自体にも、ある程度の信頼関係が必要です。それがない状態でちょっかいを出すと、本気のケンカになってしまいます。

それは猫にはストレスとなり、飼い主側には本気の噛みつきや引っ掻きによる怪我のリスクとなります。まったく信頼関係がないうちは、一緒に遊ぶのを避けましょう。

一緒に遊ぶならおもちゃを使うのがおすすめ

一緒に遊ぶことで仲良くなりたいなら、おもちゃを使うのがよいでしょう。特に釣竿タイプのおもちゃは便利です。

これなら、猫に本気で攻撃されるのを避けながら、コミュニケーションを取ることが可能です。反面、ボールなどの一人で遊ぶタイプのおもちゃを使っても親密にはなれないので避けましょう。

また、ずっと釣竿タイプのおもちゃを使うばかりでは仲良くなれません。ある程度慣れてきたら、直接手でじゃれ合うなどして、より深い関係を築いていきましょう。

餌をあげる役割を継続する

エサをあげるのは、猫との信頼関係を築くうえで効果的です。積極的にエサやりするようにしましょう。

やはり猫もエサをくれる人に対しては甘く、繰り返し給餌しているとそのうちになつきます。特に身体的な距離が近づく、以下のような直接的なエサやりは有効です。

ただし信頼関係ができていない、出会って間もないときは攻撃的な態度を示すことも。

その場合は軍手やハンドカバーなどを装着して、エサをあげるようにしましょう。

あげるエサはチュールがおすすめ

猫に好かれるためには、やはりおいしいエサを与えるのが重要です。そのうえできるだけ直接的にエサやりしたいとなれば、チュールを与えるのがおすすめです。

(引用:いなばペットフード株式会社

チュールは、多くの猫にとって非常に魅力的なおやつです。それまで怒っていた猫が、これを与えられた瞬間に態度を変えることも珍しくありません。

栄養バランスもすぐれているうえ、1本あたり数十円と安価です。チュールをうまく仲良くなるためのツールとして活用しましょう。

基本的にゆっくりと動く

また、基本的にゆっくり動くことが、愛情を与え、安心させるうえで役立ちます。

猫は、急に動くものに対して警戒心を抱く習性があります。これは天敵に襲われたときにただちに逃げられるようにしてきた名残。

つまり急に動くと、「自分より大きな何かが、襲おうとしたのかもしれない」と感じさせてしまいます。これでは、愛情を伝えるどころか、警戒されてしまいますね。

しかし猫の視界に入っているうちは、ゆっくりと動くようにすれば、猫に余計な不安を与えません。そしてコミュニケーションやスキンシップを取るようにすれば、時間はかかっても愛情が伝わっていくでしょう。

いじわるせずやさしくする

また、基本的にはいじわるをせずやさしくしてみましょう。具体的には以下のような行為を控えます。

  • 寝るのを邪魔する
  • 猫が遊びたくないの遊ぼうとする
  • 必要以上に追いかけ回す
  • あまり触られたくないところ触る

猫はいじわるをされると、やはりその記憶を残してしまいます。それが当たり前になると、しっかりとした信頼関係は築きにくいでしょう。

一方でこういったことを避けるだけでも、ある程度信頼されやすくなります。

とはいっても、猫の反応が面白く、ついいじわるしてしまうこともあります。ただ、猫との信頼関係をきちんと築きたいなら、そういったことはできるだけ控えましょう。

猫に好かれる人・好かれない人の特徴

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猫との信頼関係は、上記のように、意識的に行動を変えることで築きやすくなります。

また、猫に好かれる人と好かれない人というのがあります。

私たちねこほーむのなかにも、「妙に好かれやすいスタッフ」がいれば、そうではないスタッフもいました。

それらの現場の情報と、過去の研究を踏まえると、猫に好かれる人とそうでない人の違いが見えてきます。

下記では、それぞれの特徴をまとめているので、信頼関係を築く際に参考にしてください。

猫に好かれやすい人の特徴

猫に好かれやすい人には、以下のような共通点が見られる傾向があります。

猫は突然の動きや大きな音に強い警戒心を抱く習性があります。動作がゆっくりで穏やかな人は、猫に余計な不安を与えないため、自然と近づかれやすい傾向。

声については、低くて大きな声は動物の唸り声に近く聞こえるため、猫が威嚇されていると感じる場合があります。穏やかで少し高めのトーンで話しかける人は、猫に安心感を与えやすいといえるでしょう。

また猫は嗅覚が鋭いため、香水や芳香剤などの強いにおいを不快に感じる傾向があります。においが少ない人のそばには、猫が自然と集まりやすくなるでしょう。

さらに「猫たらし」と呼ばれる人に共通しているのが、猫に積極的に関わろうとしない点です。猫の方から来るまでじっと待てる人、猫の気分を尊重できる人が、結果的に好かれやすい傾向があります。

猫に好かれにくい人の特徴

逆に、猫に好かれにくい人にも共通した行動パターンがある傾向があります。代表的なものは以下のとおりです。

猫をかわいいと思うあまり、嫌がっているのに抱っこしたり、しつこく触り続けたりするのは逆効果です。猫は自分のペースを乱されることを嫌う傾向があります。

また猫をじっと見つめる行為も注意が必要です。猫の世界では、相手を長時間見つめることは敵意を示すサインとされています。「かわいい」という気持ちからついやってしまいがちですが、猫には威圧感として伝わることも。

猫が嫌いな人に取る行動

一方で、猫が嫌いな人に取る行動もあります。以下のようにして、拒否、怒りの感情を示します。

  • 物理的に距離を取ろうとする
  • イカ耳になる
  • 呼んでも無視をする
  • 尻尾を左右に振る

これらの行動があるうちは、信頼関係が構築できていません。それぞれの行動に関して解説するので参考にしてください。

物理的に距離を取ろうとする

猫が嫌いな人を目の間にすると、基本的には物理的な距離を取るようになります。

できるだけ近くや同じ部屋にはいたがらず、近寄れば離れていくでしょう。家の中でばったり出会うと、猫のほうが立ち止まって、うまいことやり過ごそうとすることも。

また、猫は、警戒が必要な相手と相対すると、2mほどの距離を取る習性があります。この距離を逃走距離と呼びます。

つまり目測2mほどの離れた位置から観察されているなら、まだ信頼関係はできていないといえるでしょう。

一方で数十cmまで近づけると、信頼できる人だけが入れる「個人的距離」圏内になります。ここまで来れば好かれていると判断できるでしょう。

イカ耳になる

イカ耳になるのも、猫が嫌いな人に対して取りがちな行動です。

イカ耳とは、下図のように外側に、平行にピンと張った状態の耳を指します。

これは相当に怒っている、警戒している猫のほとんどに見られるものです。つまりイカ耳をされたなら、まだまだ信頼されていないといえるでしょう。

この耳になるほど怒っているなら、思い切り噛みついたり、引っ掻いたりする可能性があります。じゃれているときとは違い本気の噛みつきと引っ掻きは、大きな外傷を負わすほどの威力があります。安易に近づかないようにしましょう。

呼んでも無視をする

嫌いな人に名前を呼ばれても、基本的には無視するでしょう。

先述のとおり、猫は自分の名前を認識しています。だから、好きな人に呼ばれれば何らかの反応を示します。

しかし呼んでも無視するなら、人間同様に、やはり「嫌い」「どうでもよい」といった感情を持っているのでしょう。

とはいえ好きな人に呼ばれても、機嫌しだいでは無視することもあります。呼んで反応がなかったとしても「嫌われているんだ」と落ち込む必要はないでしょう。

尻尾を左右に振る

尻尾を左右にバタバタ振るのも、嫌いな人に対する態度のひとつです。このようにして、拒否の意思を示しています。

多くの場合、尻尾が膨らむ現象がともなうでしょう。この場合は猫同士の喧嘩に立ち向かうときと同程度の怒りを感じています。

イカ耳になっている場合同様、本気で怒っている証拠です。噛みつかれたり、引っ掻かれたりするとケガをするので、近づかないようにしましょう。

猫の仕草に関するよくある質問

本記事では猫の仕草に関して詳しく解説しました。ここではよくある質問に回答します。

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

Q.猫がお母さんと思っている人にする行動は?

猫がお母さんと思っている人に対しては、以下の行動を取るようになります(参考文献:Yahoo!ニュース

  • 近くで眠りたがる
  • 頭をこすりつける
  • 膝などをふみふみする
  • サイレントニャーをする
  • 枕元で眠りたがる
  • お尻を向ける

母親だと思った相手には、とにかく濃密なスキンシップをはかる傾向にあります。このような関係性を築ければ、飼い主側も精神的に満足できるでしょう。

一方で、母親役が共有する時間を確保できないなどすると、猫が不安がってしまう場合も。母親と認識されたなら、寂しがらせないように工夫する必要がありそうです。

Q.猫が好きすぎるのは病気か?

基本的に猫が好きすぎるから病気だと診断されることはまずありません。

冗談めかして「猫依存症」「猫中毒」と述べることはありますが、とはいえ治療が必要なものではないでしょう。

ただし、ペット依存症やペットロスの存在は、動物行動学者の森裕司らの著書「ペットと社会」によって指摘されています。

(引用:岩波書店

たとえば猫のことばかり考えてしまったり、到底飼育できない頭数を抱えたりするのは、依存の状態にあるといえるでしょう。その精神状態が極まると、多頭飼育崩壊などのトラブルに発展する可能性があります。

猫を好くことに問題はありませんが、それが行きすぎてトラブルを起こさないように気をつける必要はあるでしょう。

関連記事▶︎多頭飼育崩壊の猫の引き取りはむずかしい?まずは市役所の生活課に相談してみよう!

Q.猫が一番好きな人にする行動は?

猫が一番好きな人に対しては、通常の愛情表現よりも一歩踏み込んだ行動が見られる傾向があります。代表的なものは以下のとおりです。

  • 常にそばにいようとする・後を追いかける
  • 自分から膝の上に乗ってくる
  • 一番信頼度が高い場所(顔や頭のそば)で眠る
  • サイレントニャーで話しかけてくる
  • お腹を見せてヘソ天で眠る

猫にとって「一番好きな人」の基準として大きいのは、日常的に世話をしてくれているかどうかです。

ごはんやトイレの掃除など、日々のお世話を担っている人は、猫から母猫のような存在として認識されやすい傾向があります。

また、猫のペースを尊重してくれる人・穏やかに接してくれる人も「一番」に選ばれやすいといえるでしょう。

好かれようと必死になるよりも、猫が来たくなるような雰囲気を作ることが大切です。

まとめ

本記事では猫が好きな人に対して示す行動に関して解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 猫が好きな人に示す態度は仕草、行動、鳴き声などにあらわれる
  • 仕草では、頭をこすったり、鼻をつけあわしたりするなど
  • 行動では、一緒に寝ようとする、追いかけてくるなど
  • 鳴き声では、喉のゴロゴロ音、「サイレント・ニャー」など
  • 猫に対して愛情を伝えるには、やさしい声で話しかけるのが基本
  • 一緒に遊んだり、エサをあげたりするのも有効
  • 好かれやすい人の特徴を覚えて実践するのがおすすめ。

猫は、一度なつくと、さまざまな方法で愛情を示します。それは、猫と人間が暮らしていくなかで親しみを感じ、精神的満足を得るうえで重要となるでしょう。

猫は、最初は警戒していたり、興味がなかったりしても、きちんとコミュニケーションを取ればいつか振り向いてくれる生き物です。少しずつ信頼値を積み上げ、確固たる信頼関係が築けるように工夫しましょう。

 

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