旅行や出張、入院や引っ越しで、しばらく猫の世話ができない。そのあいだ猫をどこに預け、いくらかかるのかは、預け先の種類によって大きく変わります。
猫の預け先は、親族・知人、ペットシッター、ペットホテル、動物病院、保護団体・NPOの5つ。費用は1泊数千円の預け先から、保護を頼む場合の1頭数万円まで幅があります。外で見つけて保護した猫の預け先を探している方は「保護した猫を一時預かりしてもらう費用と保護依頼の費用」を、いつ戻れるか見通しが立たない方は「猫の一時預かりが長引きそうなときの費用と相談先」を先に読んでください。
この記事をまとめたのは、東京都町田市で猫を生涯にわたって預かっているNPO法人ねこほーむです。
猫の預け先を探している方へ|NPO法人ねこほーむ
さまざまな事情で飼えなくなった猫を、生涯にわたってお預かりしています。ご相談は無料です。いつ戻れるか見通しが立たない、この先も飼い続けられるか分からないという段階でも構いませんので、まずはお気軽にご相談ください。
お預かりの条件と流れはお預かりについてをご覧ください。
猫の一時預かりの費用はいくら?預かりサービス5つの料金の目安
猫を預かってくれるところは、料金の決まり方がそれぞれ違います。公開されている料金を見ると、ペットホテルは1泊5,000円〜7,000円、自宅に来てもらうペットシッターは30分4,000円からといった例があります。親族や知人に頼むなら料金はかかりませんが、フード代などの実費とお礼を用意しておきましょう。
| 預け先 | 預け方 | 公開されている料金の例 | 料金の出典 |
|---|---|---|---|
| 親族・知人 | 自宅に来てもらう/相手の家に預ける | 料金の決まりはない(実費とお礼) | ― |
| ペットシッター | 自宅に来てもらう | 30分 4,000円〜 | Fluv |
| ペットホテル | 施設に預ける | 1泊 5,000円〜7,000円(1頭の場合) | ネコのホテルchat/ペットのおうちタケガワ |
| 動物病院 | 病院に預ける | 病院ごとに異なる | ― |
| 保護団体・NPO | 団体の施設に預ける | 飼い猫の短期の預かりを料金つきで公開している例は少ない | ― |
料金は2026年9月27日に各社の公式ページで確認したもので、地域や時期、猫の数によって変わります。なお、東京都動物愛護相談センターは、ケガや病気で飼い主が急に入院しなければならない場合などに備えて、一時的な預け先を前もって見つけておくことをすすめています(出典:東京都動物愛護相談センター「困った時の解決方法2 一時預かり先の確保」)。
親族・知人に預ける場合の費用
親族や知人など、個人に頼む場合は料金の決まりがありません。その代わり、預けているあいだのフードや猫砂の代金をどちらが持つのか、お礼をどうするのかを、頼む前に話しておくと気まずさが残りません。
東京都は、飼い主と親しく、猫もよくなついている相手なら安心だとしたうえで、いざというときに頼める間柄を普段から築いておくよう呼びかけています(出典:同センター「困った時の解決方法2」)。相手に自宅へ通ってもらうのか、相手の家に猫を連れて行くのかでも猫の負担は変わるので、あわせて決めておきましょう。
ペットシッターに頼む場合の費用
ペットシッターは、飼い主の自宅を訪ねて、飼い主の代わりに世話をしてくれる民間のサービスです(出典:東京都動物愛護相談センター「困った時の解決方法1 民間サービス利用」)。料金は訪問の時間で決まっていることが多く、たとえばシッターを探せるサービスのFluvは、シッター料金を30分4,000円からと公開しています。3日以上の依頼では、原則として1日1時間以上(1時間を1回、または30分を2回)で頼むよう案内しているので、長めに頼むなら1日8,000円からが目安になります(出典:Fluv)。
猫を家から動かさずに済むのが大きな利点で、その分、家の鍵を預けることになります。預ける相手を選ぶときは、登録の有無を確かめておきましょう。ペットシッターは、ペットホテルと同じく動物の「保管」を行う第一種動物取扱業にあたり、都道府県などへの登録が必要です(出典:動物の愛護及び管理に関する法律 第10条/環境省「動物取扱業の適正化」)。
ペットホテルに預ける場合の費用
ペットホテルの料金は、同じ「1泊」でも数え方が施設ごとに違います。東京都目黒区のネコのホテルchatは、個室1部屋5,500円に猫1頭1,500円を足した額が1泊の料金で、1頭なら7,000円です。午前中にチェックアウトすれば泊数分の料金で済み、午後になると1時間ごとに延長料金がかかります(出典:ネコのホテルchat「ご利用料金」)。
三重県松阪市のペットのおうちタケガワは、猫の日帰りが3,800円、1泊2日が5,000円で、2泊以上は5,000円に泊数を掛けた額になります(出典:ペットのおうちタケガワ「料金案内」)。
ペットホテルのほとんどは、ワクチンの接種が済んでいることなどを預かる条件にしています。料金と一緒に、受け入れの条件と、猫を連れて行く手段も確かめておきましょう(出典:東京都動物愛護相談センター)。利用の流れは次のとおりです。
- インターネットで近くのペットホテルを探す
- 利用条件(ワクチンの接種・不妊手術・猫のウイルス検査など)を確認して日程を予約する
- 普段食べているフードを用意する(ペットホテルが出す食事を食べない猫もいるため)
- 当日、猫をキャリーに入れてペットホテルへ連れて行く
- 最終日に猫を迎えに行く
ペットホテルでのストレスを減らす準備は、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
あわせて読みたいペットホテルとは?料金や特徴、利用時に猫にストレスを感じさせないための工夫ペットホテルってどのような施設なんだろう? 猫のストレスになると聞いたけど、少しでも楽にしてあげられないだろうか? 上記のように考えている飼い主は多いでしょ…
動物病院に預ける場合の費用
ペットホテルを併設している動物病院もあります(出典:東京都動物愛護相談センター)。介護が大変なときの短期入院の相談に応じてくれる病院もあるので(出典:同「困った時の解決方法1」)、持病があって薬を飲ませている猫や高齢の猫は、まずかかりつけの病院に預けられるかどうかを聞いてみてください。料金は病院ごとに違うので、預ける前に確かめておきましょう。
保護団体・NPOに預ける場合の費用
飼い主の外出のあいだだけ飼い猫を預かる保護団体は、多くありません。たとえば認定NPO法人Happy-Wildcatsは、旅行や入院などやむを得ない理由がある場合に限り、その団体出身の猫か、その同居猫だけをシェルターで預かると案内しています(出典:Happy-Wildcats「猫の保護・一時預かりについて」)。
数日から数週間の預け先なら、ペットホテルやシッターから探したほうが早く見つかります。数か月を超えそうなときの預け先は「猫の一時預かりが長引きそうなときの費用と相談先」で紹介しているので、あわせて読んでみてください。
猫の一時預かりの費用は日数と条件で変わる
同じ預け先でも、泊数や預ける時期、受け渡しの時間、送り迎え、医療費、預ける前の検査によって、最後に払う金額は変わります。1泊や1回の料金だけで比べず、次の3つも見ておきましょう。
基本料金のほかにかかる追加料金
料金表の注意書きには、基本料金とは別にかかる費用が書かれています。先ほどの2施設の例をまとめると、次のようになります。
| 追加料金の種類 | 公開されている例 |
|---|---|
| 営業時間外の受け渡し | 1時間ごとに1,800円(タケガワ・7時〜9時と19時〜21時) |
| チェックアウトの延長 | 1時間ごとに個室400円+猫1頭100円(chat) |
| 繁忙期 | 正月・お盆・ゴールデンウィークは1泊1,000円加算(タケガワ) |
| 送迎 | 片道1,800円から(タケガワ・地域によって異なる) |
| 医療費 | 別途加算(タケガワ) |
出典:ネコのホテルchat/ペットのおうちタケガワ。お盆や年末年始に預ける予定なら、予約のときに加算の有無を聞いておくと、あとで金額に驚かずに済みます。
預ける前に必要なワクチンや検査の費用
ワクチンの接種が済んでいないと、ペットホテルでは預かってもらえないことがほとんどです(出典:東京都動物愛護相談センター)。ペットのおうちタケガワのように、ワクチンの証明書を求める施設もあります(出典:同「料金案内」)。まだ済んでいなければ、預ける前に動物病院で接種や検査を受ける費用が別にかかります。どの検査が必要かは預け先ごとに違うので、予約の前に条件を聞き、かかりつけの動物病院で費用と日程を相談しておくと、直前に慌てずに済むはずです。
預ける期間が1週間以上になるときの費用
泊数や訪問の回数で払う預け先では、1週間預けると料金も7日分になります。公開料金で計算すると、次のとおりです(延長や繁忙期の加算、シッターの打ち合わせ料金は含みません)。
- ネコのホテルchat:1泊7,000円×7泊で49,000円
- ペットのおうちタケガワ:1泊5,000円×7泊で35,000円
- Fluvのシッター:1日1時間8,000円×7日で56,000円から
ホテルとシッターのどちらにするかは、金額だけでなく猫の性格でも考えましょう。知らない場所が苦手な猫なら、家から動かさずに済むシッターが向いています。一方、シッターが猫と一緒にいるのは訪問している時間だけなので、目の届く時間を長くしたいならペットホテルが選びやすくなります。
1か月単位の料金表を出している施設もあり、ペットのおうちタケガワの猫の長期預かりは1か月100,000円、1年840,000円です。食費や猫砂、月2回程度の定期報告、基本の健康診断が含まれますが、医療費と、提携先の獣医師によるワクチン接種は別料金です。事前の面談が必要で、預かり期間が短くなっても返金はないと案内されています(出典:ペットのおうちタケガワ「料金案内」)。
数か月から年単位で預ける場合は、預け先の種類も費用の考え方も一時預かりとは違ってきます。長く預ける方法は、こちらの記事にまとめました。
あわせて読みたい猫の長期預かりはどこに頼む?預け先6つの費用と生涯預かりの違い猫の長期預かりは、ペットホテル、長期専門の猫ホテル、動物病院、老猫ホーム、動物愛護団体と、預け先によって料金の決まり方が違います。1か月・半年・1年の費用の…
猫の一時預かりで費用より先に確かめたい4つのこと
料金が手ごろでも、受け入れの条件が合わなかったり、猫が慣れなかったりすると預けられません。東京都動物愛護相談センターも、預ける前に準備しておきたいことをいくつか挙げています(出典:東京都動物愛護相談センター「困った時の解決方法2」)。
受け入れ条件と必要な書類
東京都は、預け先が困らないように、普段からのしつけやノミ・ダニの予防、ワクチンの接種が必要だとしています。ワクチンの接種証明などの書類を求める預け先もあるので、予約の前に何を用意すればよいかを聞いておきましょう。
預け先に慣らしておく練習
猫にとっては、知らない場所で過ごすこと自体が負担になります。実家や知人の家に預ける場合も同じで、いきなり長く預けるより、短い時間だけ預かってもらうことを何度か繰り返して、預け先に慣らしておくと落ち着いて過ごしやすくなります。
好きな食べ物や性格を伝えるメモ
好きな食べ物や性格をメモにして、預けるときに渡しましょう。食事は、短い預かりなら持ち込んだフードを出してもらえることがあり、長くなると施設のメニューになることもあります。食べさせたいフードをあとから差し入れできる施設もあるので、いつものフードを続けられるかを先に聞いておくと安心です。
使い慣れたベッドやトイレの持ち込み
使い慣れたベッドやトイレ、おもちゃは、施設が認めていれば一緒に預けましょう。自分のにおいがついた物があると、新しい環境でも落ち着きやすくなります。持ち込める物や大きさは施設ごとに違うので、予約のときに確認してください。
保護した猫を一時預かりしてもらう費用と保護依頼の費用
自分の飼い猫ではなく、外で見つけて保護した猫の預け先を探している場合は、かかる費用の中身が変わります。公開されている例を見ると、預かりボランティアに頼む場合は日数分の実費と医療費、団体に保護そのものを頼む場合は1頭数万円を負担する形です。
| 頼む先 | 公開されている負担額 | 主な条件 |
|---|---|---|
| いながき動物病院の一時預かり制度(預かりボランティアにつなぐ) | 1日300円(2頭目からは1頭200円を追加)+預かり中の医療費。開始時に3か月分の基本料金を預り金として支払う | 初期医療を終えてから・同じボランティアに預けられるのは最大6か月 |
| 認定NPO法人Happy-Wildcats(保護の依頼) | 1頭50,000円 | 生後2か月未満の子猫を優先 |
| ネコリパブリック(保護の依頼) | 初期費用と飼育管理費で1頭80,000円以上の寄付 | 岐阜・大阪の店舗のみ |
出典:いながき動物病院「一時預かり制度」/Happy-Wildcats/ネコリパブリック(いずれも2026年9月27日確認)
なお、ねこほーむのお預かりは、原則として完全室内飼いの猫が対象です。外で暮らしていた猫は室内での集団生活が大きな負担になるため、ねこほーむでは性格などをうかがったうえで判断しています(出典:ねこほーむ「よくあるご質問」)。
預かりボランティアに頼む場合
いながき動物病院の一時預かり制度は、保護した猫を、登録している預かりボランティアの家に預ける仕組みです。登録リストに載っている預かりボランティアの住まいは、越谷市・草加市・松戸市などです。1日300円は、エサ代や猫砂代、猫が過ごす部屋の光熱費などの実費として依頼者が負担するもので、預かり中に治療が必要になったときの費用も同じく依頼者が持ちます。里親探しは、追加料金なしでボランティアに任せたり手伝ってもらったりできますが、里親探しは依頼者が行う方針のボランティアもいるので、登録リストで確かめてから選びましょう(出典:いながき動物病院「一時預かり制度」)。
保護団体に保護を依頼する場合
保護団体に保護を頼む場合は、1頭あたりの負担額が決まっていることがあります。表のHappy-Wildcatsは1頭50,000円、ネコリパブリックは1頭80,000円以上です。ネコリパブリックは、外から保護した猫はすぐには譲渡できないとして、ワクチンや検査などの初期医療、1か月ほど隔離して様子を見る期間の医療、毎日の飼育管理にかかる費用を、負担額の理由として公開しています(出典:ネコリパブリック「猫を保護してほしい!いくら必要?」)。受け入れの枠や対象の地域は団体ごとに違うので、依頼する前に問い合わせてください。
子猫を見つけてどうするか迷っているなら、最初にすることをこちらの記事で整理しています。
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猫の一時預かりが長引きそうなときの費用と相談先
入院が延びるかもしれない、転勤先がペット不可だった、家族の介護が始まったなど、いつ戻れるか見通しが立たないこともあります。東京都も、検査入院やケガの療養のあいだ「少しの間、預かってもらいたい」という悩みを、飼い主に起こりうることの一つに挙げています(出典:東京都動物愛護相談センター「飼い主に起こりうるこんなこと」)。泊数ごとに払う預け先を使い続けると費用がかさんでいくので、期間の見通しに合わせて預け先を選び直しましょう。
長期で預かってくれる先を探す
数か月の単位なら、1か月ごとの料金を決めている施設を探す方法があります(先ほどのタケガワの例では猫1か月100,000円)。飼い主の入院に備えて、緊急の連絡先や預け先を決めておく準備については、次の記事が参考になるはずです。
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生涯預かりを相談する
もう一緒に暮らせないかもしれないなら、生涯にわたって預かってもらう選択肢があります。東京都は、犬や猫が亡くなるまで世話をしてくれる老犬・老猫ホームなどの民間の事業者があり、預けたあとも面会できたり近況を報告してもらえたりするところもあると紹介しています。契約の内容は事業者ごとに違うため、預ける前に施設を見学し、説明を十分に聞いて納得できるところを選ぶよう呼びかけています(出典:東京都動物愛護相談センター「困った時の解決方法3 新しい飼い主へ譲渡」)。
ねこほーむの生涯預かりでは、原則として完全室内飼いの猫をお預かりしています。預かり日までに、3種以上の混合ワクチン、猫エイズ・猫白血病のウイルス検査、血液検査、避妊・去勢手術、ノミ取りと爪切りをお願いしており、ご自身で難しい場合は実費で代行もしています。寄付金は猫の年齢や健康状態に合わせて個別にご案内し、預かったあとのフード代や医療費はすべてねこほーむが負担します(出典:ねこほーむ「お預かりについて」)。
数か月では収まらないときの預け先として
東京都町田市のねこほーむは、猫を生涯にわたってお預かりしているNPO法人です。預けたあとも事前のご連絡で面会でき、写真付きの近況報告もお送りしています。
お預かりの条件と流れはお預かりについてをご覧ください。
保健所・動物愛護センターに相談する
保健所や動物愛護センターは、飼い猫を一時的に預ける先ではなく、相談の窓口です。東京都動物愛護相談センターは、猫に関する相談を受け付け、新しい飼い主探しに協力してくれるボランティア団体を紹介しています。どうしても飼いきれず、新しい飼い主も見つけられない場合には引き取りを行うこともありますが、事前の相談が必要です(出典:東京都動物愛護相談センター「困った時の解決方法4 ペットについて相談」)。引き取りは猫を手放すことを前提にした手続きなので、戻ってきてまた一緒に暮らすつもりなら、ここまでに紹介した預け先から探しましょう。
預かってくれる相手が見つからない、条件が合わないという場合は、引き取りまで含めて窓口を比べておくと動きやすくなります。
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猫の一時預かりに関するよくある質問
猫は何日いなくても大丈夫?
留守にできる日数は、猫の年齢や持病、季節によって変わるため、何日なら大丈夫とは言い切れません。フードや水が足りなくなる、トイレが汚れる、部屋の温度が保てないといった心配があるなら、1泊の外出でもシッターや知人に様子を見てもらう方法を考えておきましょう。留守番の前の準備は、こちらの記事でまとめています。
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猫を1週間預けても大丈夫?
預け先の条件を満たしていれば、1週間でも預けられます。知らない場所が苦手な猫ならシッター、目の届く時間を長くしたいならペットホテルと、猫の性格で選ぶのが一つの考え方です。公開料金で計算すると、1週間でホテルは3万〜5万円ほど、シッターは5万円台からかかります。長く預けるほど、事前に預け先に慣らしておく練習が役に立ちます。
猫の一時預かりは無料でできる?
親族や知人に頼むなら料金はかかりませんが、フード代などの実費とお礼は用意しておきましょう。保護した猫を預かりボランティアに頼む場合も、いながき動物病院の制度では1日300円の実費と医療費を依頼者が負担します。
妊娠している猫も預けられる?
受け入れの条件は預け先ごとに違うので、妊娠していることを先に伝えて確かめてください。出産が近い時期の移動や環境の変化については、預ける前にかかりつけの獣医師に相談しておきましょう。
猫の預かりボランティアになりたいときは?
保護された猫を家で一時的に預かる「預かりボランティア」は、自治体や保護団体が募集しています。たとえば神奈川県の相模原市は、市が収容している猫を自宅で預かり、人に慣れる手伝いをする預かりサポーターを募集しています。市内在住・在学・在勤の18歳以上であることや、集合住宅や賃貸住宅なら猫の飼育が認められていることなどが条件で、預かりにかかる経費は、市が治療する場合を除いてサポーターの自己負担です(出典:相模原市「猫の一時預かりサポーターを募集します」)。預かりボランティアの条件や活動の中身は、こちらの記事で紹介しています。
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一人暮らしで入院することになったら?
一人暮らしで入院が決まると、猫の世話を頼める人がすぐには見つからないことがあります。入院の期間が分かっているならペットホテルや動物病院、シッターを、長引きそうなら長期や生涯の預け先を検討しましょう。入院の前にしておきたい準備は、「長期で預かってくれる先を探す」で紹介した記事にまとめています。
まとめ
猫の一時預かりの費用は、どこに何を頼むかで大きく変わります。要点をおさらいしておきましょう。
- 預け先ごとの費用:親族・知人は実費とお礼、シッターは30分4,000円から、ペットホテルは1泊5,000円〜7,000円の例がある
- 1週間の目安:公開料金で計算すると、ホテルは3万〜5万円ほど、シッターは5万円台から
- 追加料金と事前の検査:時間外・延長・繁忙期・送迎・医療費と、預ける前のワクチンや検査の費用も見込んでおく
- 保護した猫の場合:預かりボランティアなら日数分の実費と医療費、保護の依頼なら1頭数万円の負担が公開されている
- 長引きそうなとき:泊数ごとに払う預け先を使い続けず、長期や生涯の預け先を検討する
数日から1週間ほどなら、猫の性格に合わせてペットホテルかシッター、頼める親族や知人から探しましょう。保護した猫なら、預かりボランティアの制度や保護団体に条件を問い合わせるのが先です。戻れないかもしれないと感じているなら、生涯にわたって預かる施設や引き取り先を比べておくと、落ち着いて決められます。
一時的なつもりが長引きそうなときは
NPO法人ねこほーむは、東京都町田市で猫を生涯にわたって預かっています。ご相談は無料です。預けられる期間や条件は猫の状態によって変わりますので、まずは今の状況をお聞かせください。
お預かりの条件と流れはお預かりについてをご覧ください。


本記事は一般的な情報の提供を目的としており、診断・治療に代わるものではありません。気になる症状が続く場合や判断に迷うときは、早めにかかりつけの動物病院へご相談ください。