猫を飼えなくなったときはどうすればよい?考えられる引き取り先一覧

眠り猫

猫と幸せに暮らしていても、さまざまな理由で飼えなくなることがあります。

  • 引越しや転勤が決まった
  • 飼い主が亡くなった
  • 思ったより世話やしつけが難しかった

上記の状況から猫との暮らしが難しくなった人も多いでしょう。しかし一度飼ったら最後まで飼うのが飼い主の責任。

なんとか工夫して、今まで同様に猫との暮らしを続けて欲しい。これが動物愛護活動に携わる者としての本音です。

そこで本記事では猫を飼えない状況に悩む人たちに向けて以下を解説します。

  • 猫を飼えなくなったとき、なんとか一緒に暮らすための手引き
  • 本当に飼えなくなったときの相談先、引き取り先

もう一度、どうにか今までの暮らしを維持できないか考えることからスタートしましょう。

猫を飼えなくなったとき、なんとか一緒に暮らせないか考えて欲しい

たたずむ猫

猫を飼えなくなったり、引き取りが必要になったりする理由はさまざまです。 

しかし以下のようなケースでは、まだ飼い主と猫が一緒に暮らす道はあります。

  • 引越しや転勤で新居がペット不可
  • しつけがむずかしい
  • 世話をする余裕がなくなった
  • 治療費が払えなくなった

飼えなくなったと判断しても、意外と解決策はあるものです。

「すでに考え尽くした」という人もいるでしょうが、本記事で解説する内容を参考にもう一度できることがないか考えてみてください。

引越しや転勤、離婚や海外出張ならなんとか一緒に連れていこう

引越しや転勤、離婚が原因で住居が変わることもあります。やむをえない事情であるのですが、一緒に連れていってあげられないでしょうか?

引越しや転勤で住む環境が変わっても、とにかくペット可の家さえ見つければ、一緒に暮らすことは可能です。

会社などの指示でペット不可の物件を指定されているなら、別の家に住めないか相談しましょう。

離婚する場合は結婚のタイミングで引き取りするのがどちらか変わる

離婚で転居がともなう場合、猫は飼いはじめたタイミングでどちらが引き取るかが決まります。

結婚前なら飼っていた側。結婚後なら共有財産なので、協議が必要です。

夫婦お互いの気持ちに整理がついてからでもいいので、猫の面倒はどうするのかゆっくり話し合いましょう。

ペット不可で隠れて飼うのはNG

ペットを飼ってはいけない物件で隠れて飼うのはNG。

発覚したときに保健所へ通報されたり、強制退去させられたりする可能性が出てきます。

シビアなトラブルへ発展しないように、ルールを無視して飼育するのはやめましょう。

しつけが難しいなら教室を頼ろう

しつけで悩んだらしつけ教室を活用しましょう。

この教室は、以下の問題行動をなくすトレーニングが受けられる施設です。

  • 飼い主を本気で噛む(出血するレベル)
  • トイレの失敗
  • 暴れる

もちろんしつけ教室へ連れて行ったからといって急に大人しくなるわけではありませんが、共生できるレベルまでしつけることは可能。

自治体で開催されるものは、無料もしくは数百円程度で実施されており、経済的負担が少なくおすすめです。

まずは市役所に連絡し、「猫と暮らせるように、しつけを受けさせたい」との希望を伝え、教室に参加できるか探ってみましょう。

世話をする余裕がないならペットシッターを雇おう

体調を崩したり、仕事が疲れ切ったりしていて、限界を迎えている人もいるでしょう。

そんなときは、ぜひペットシッターを雇いましょう。

ペットシッターとは自宅を訪問して飼い主に代わり猫の面倒を見るサービスのことです。

以下のように、猫を大切に世話してくれます。

  • トリミングやマッサージ、シャンプーなどのボディケア
  • スキンシップによるストレス解消
  • 爪切り・爪研ぎ
  • 食事・トイレ・移動の世話や補助

心身ともに疲れ果てている中、猫の面倒を見れないのは仕方のないこと。

そんなときはペットシッターの力を借りて、協力しながら世話をしてあげましょう。

治療費が払えないときは分割払いを依頼してみよう

治療費の支払いが苦しいなら動物病院に分割払いができないか相談してみましょう。

毎月、定額支払いする形で話がまとまるかもしれません。

どこまで分割できるかは動物病院しだい。しかし、2年間も待ってくれるケースもあります。

もしくはクレジットカードを利用できる動物病院がないか探してみましょう。

東京ドクターズ

(引用:東京ドクターズ)

しかし”東京ドクターズ”で検索してみたところ、東京都内にはクレジットカードに対応する動物病院は474件もヒット。

ぜひお住まいの地域でも探してみましょう。

猫が飼えなくなったときは市役所や専門家・団体にも相談して引き取りも考える

窓際の猫

一人ではどうしようもないと思ったときは、市役所や専門家、そして団体を頼ってみましょう。

  • 市役所(主に生活課)
  • 動物病院
  • 動物愛護団体
  • 老猫ホーム
  • 里親募集サイト
  • 保健所(引き取りを依頼するのは殺処分になるので厳禁)

上記に相談すれば、アドバイスや指導を受けられ、状況が一気によくなる可能性があります。

それぞれどのようにサポートしてくれるのか確認して、必要な支援を受けましょう。

まずは市役所に電話しよう

猫が飼えなくなったら、まずは市役所の生活課に電話しましょう。

最初にここへ連絡する理由は、電話口ですぐサポートやアドバイスを受けられるからです。

他の方法と違って、面談したりお金を払ったりしなくても、問題を解決できる可能性があります。

また引き取り手を探すためのサービスを利用できるケースも。たとえば埼玉県は”新しい飼い主さがし掲示板”で旧飼い主と里親のマッチングを実施しています。

新しい飼い主さがし掲示板

(引用:埼玉県)

都道府県や自治体が手術費に補助金を出すケースも

より具体的な支援として、都道府県や自治体が手術費に補助金を出すケースも。

一例として京都市では避妊・去勢手術に補助金が出されています。

京都市
(引用:京都市

手術費や医療費が負担となっている場合は、補助金制度を利用できないか自治体に問い合わせてみましょう。

かかりつけの動物病院に相談してみよう

市役所で有力な情報が得られなければ、かかりつけの動物病院に相談するのも手です。獣医の視点から、例えばしつけ方や猫にストレスがかからない暮らし方をアドバイスしてくれるかもしれません。

さらにボランティア団体や里親希望者にコンタクトを取り、引き取りできないか動いてくれることもあります。

細かいところでいえば、待合室に里親募集のチラシを掲載させてくれることも。

ペットの健康や安全を守ることを仕事とする獣医たちなら、親切に助けてくれるかもしれないので、一度相談してみましょう。

動物愛護団体ならアドバイスの他に引き取りサービスも実施している

猫を手放すことを考えているなら動物愛護団体に相談するのもよいでしょう。これはいわゆるNPO法人で、行き場のない猫を引き取って、生涯にわたって責任を持って育てるなどの活動に取り組んでいます。

以下のように条件はありますが、今手元にいる猫を引き取りできるか相談することも可能です。

  • 不妊手術、猫ウイルス検査、混合ワクチン摂取を終えている
  • 250,000円から300,000円の引き取り費用を支払う

条件と費用を確認したうえで、引き取りを依頼できないか問い合わせてみましょう。

インターネット上で地域名+動物愛護団体で検索すると、近隣の施設をすぐに見つけられるので便利です。

関連記事:動物愛護団体から猫を引き取りできる?引き取ってもらう方法も解説

老猫ホームへの相談と入居も検討しよう

民間の老猫ホームへ相談するのもひとつです。これは主に年老いた猫を受け入れる、人間でいうところの介護施設。

本来は寿命が近い老猫を対象としていますが、一部の施設はさほど年齢を重ねていなくても、条件次第では入居を認めています。

生まれたての仔猫は対応できないでしょうが、成猫なら受け入れられるかもしれません。

注意点は以下のようにやや費用が高額な点。

  • 入所金(初年度のみ):100,000円
  • 利用料金:400,000円
  • 治療費:50,000円

費用はかかるものの、整備された環境と高度なサービスのもとに預けられるので、引き取り先候補として考えておきましょう。

保健所にも相談するのも手だが安楽死だけは避けよう

上記までで解決方法が見つからなければ保健所に相談する方法も。助言はもちろんのこと、新しい引き取り先を探す手助けをしてくれることもあります。

例えば千葉県の場合は、“飼い主さがしの会”で、新しい里親とのマッチングを手助けしています。利用が認められるならサービスはぜひ利用しましょう。

千葉県

(引用:千葉県

ただし保健所で相談するにしても、どうにか引き取りだけは避けてもらいたいのが本音。

ここへ持ち込むとほぼ確実にガス室で安楽死させられます。

もちろん飼い主にも仕方のない事情はありますが、どうにか諦めずに、猫が幸せになれる道を探しましょう。

まとめ

撫でられる猫

本記事では猫を飼えなくなった場合について解説しました。最後に重要なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。

  • 猫を飼えなくなったとき、今までと同じく一緒に暮らせないかできる限り工夫してほしい
  • 引越しや転勤なら一緒に連れていこう
  • しつけが難しいなら教室やトレーニングセンターでしつけてもらう
  • 世話する余裕がないならペットシッターに手伝ってもらう
  • 治療費が払えないときは分割払いも検討
  • それでも厳しいなら市役所や専門家、動物愛護団値などの組織に相談しよう

猫が飼えなくなって、大きなピンチを迎えたときは、大きな焦りを感じるでしょう。

しかし、落ち着いてください。意外にも一緒に暮らし続ける道はあるものです。

そうでなくとも、猫を引き取りしてくれる施設やサービスだってあります。

一度冷静になって、猫と飼い主双方が幸せになれる道をじっくり探しましょう。

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