2022.05.29
このように考えている人は多いのではないでしょうか?
動物愛護団体などに相談すれば、不幸な猫たちの里親になれるし、逆に自身で飼育できなくなった猫を引き取ってもらうことも可能です。
しかし、その具体的な手続きや費用、条件を知らない人は多いはず。
そこで本記事では以下について解説します。
ご自身に当てはまるほうを選んで、ご参考ください。
もくじ
まずは里親として猫を引き取るケースについて、以下を解説します。
条件→保護施設の順番でチェックしていきましょう。
里親として猫を引き取るには、保護施設ごとで条件が定められています。
施設ごと多少違いはありますが、一般的にクリアすべき点は以下のとおり。
条件が厳しいと感じた人もいるでしょう。 しかしこれは、猫が安心して暮らしていくためには欠かせないものです。
里親を希望するなら、上記の条件は乗り越えなければいけません。
クリアできているなら、続いて猫を譲ってくれる保護施設と、その手続きや費用を確認しましょう。
引き取り先としては、NPO法人やボランティアチームなどの動物愛護団体が最有力候補。
団体は、いろんな事情で飼い主から託された猫を預かっており、常に里親を募集しています。
引き取りを希望する場合、以下の手順で手続きしましょう。
ネットで探すときは「地域名+動物愛護団体」で検索するとすぐに見つけられます。
猫を引き取りするには、譲渡費用として30,000円から50,000円かかるケースがほとんど。
これは猫が動物愛護団体で暮らしている間に受けた不妊手術やワクチン接種の費用に、多少の支援金が載せられたものです。
「なぜ引き取る側が払うのか」と感じる人もいるでしょうが、団体もそのお金がもらえないと運営できない現実があります。
里親になるには、譲渡費用がかかることを覚えておきましょう。
ふたつ目の候補は、動物愛護センターから猫を預かる方法。
センターから猫を引き取る手続きは以下のとおり。
ちなみに申込書は、郵送ではなくセンターへ出向いて直接記入できるケースもあります。
また動物愛護センターでは引き取り費用として1,000円から3,000円の手数料が発生する場合もあるので注意してください。
3つ目の方法は、猫の引き取り手を見つけられる里親募集サイトを使うこと。
ここには動物愛護団体や個人が、新しい飼い主を求める情報を投稿しており、そこから立候補することが可能です。
OMUSUBIという里親募集サイトを例に取ってみましょう。
(引用:OMUSUBI)
上記のように、写真や年齢、不妊手術の有無などを確認することが可能です。
情報をチェックし、迎え入れる子を探してみましょう。
ペットショップで売れ残りになった猫も、里親募集サイト探せます。
NPO法人やボランティア団体が、そういった子たちを引き取って募集しているからです。
ただし里親母種サイトでは、猫がペットショップからやってきたとは記載していないケースが大半。
探すのに時間がかかるので、売れ残りの子を引き取るのは少したいへんです。
続いて猫を引き取りしてほしい、つまり里親を探している人へ、以下の点を解説します。
まずは条件を確認し、それから引き取りしてもらう方法を選びましょう。
猫を引き取りしてもらう条件は、ずばり以下3つです。
つまり引き取りでは、猫の健康を守るうえで当たり前にやっている処置さえやっていれば問題ありません。
まだ実施していないものがあれば、すぐ受けさせましょう。
問題がなければ、引き取り施設を選ぶステップへと移ります。
経済的な理由で手術を受けさせられない場合でも、動物愛護団体に相談してみましょう。
無償で引き取ってもらえる可能性は低いですが、分割払いの相談には乗ってくれるかもしれません。
猫を引き取りしてもらうなら、まずは動物愛護団体での引き取りを考えましょう。
いわゆるNPO法人やボランティア団体では、生涯面倒を見てくれるか、あるいは信頼できる里親を探してくれます。
利用の流れは以下のとおりです。
なお動物愛護団体での引き取り料金は250,000円から500,000円ほど。
高額に感じるかもしれませんが、生涯にわたって保護施設で大切に育てるとなると、これだけの費用は最低限必要です。
もうひとつの方法は、里親募集サイトを利用すること。
つまりインターネットで引き取り手を探すわけです。 有名な里親募集サイトとして、ペットのおうちなどが挙げられます。
(引用:ペットのおうち)
そこで問題ないと確認できたら、猫を引き渡します。
しっかりと里親希望者の人格を見極めて、安心できる人に引き取りしてもらいましょう。
里親募集サイトで猫の引き取り手を探すときは、「うざい」と思われないように注意。
以下のような行為は、実際に引き取った人からかなり強い口調で批判されています。
ほとんどの引き取り希望者は里親に対して、真っ当な姿勢で接しています。
しかし一部の人が上記のような行為に走って「うざい」と思われているのも事実です。
別に申し訳なさそうにするべきだ、とまでは言いませんが、常識と感謝の心を持って里親と接しましょう。
保健所で引き取りされると猫はガス室で窒息死、つまり殺処分されるのでおすすめしません。
そもそも保健所での引き取り条件は非常に厳しいもの。
本当に飼えないのか徹底的にヒアリング・アドバイスされ、殺処分を回避するため最大限努力するように強くすすめられます。
そのうえで引き取りされるケースはごくまれなので、引き取りを願い出るのは現実的ではありません。
本記事では里親になりたい人、猫を引き取って欲しい人に、条件や手続き、費用を解説しました。 最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
里親になりたい、猫を引き取って欲しい人、それぞれに条件や手続き、そして費用が必要です。
特に里親にも譲渡費用がかかる点には注意しましょう。
ぜひ本記事を参考に、飼い主と里親、そして何よりも猫が幸せになれる道を探してください。
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