保護猫シェルターとは?猫を引き取ってもらうには?作り方も解説

  • 保護猫シェルターとはどのような施設なのだろうか?
  • 引き取りをお願いするには、どうすればよいのか?
  • 自分自身でシェルターを立ち上げられないか?

保護猫シェルターに関して上記のように考えている方は多いでしょう。

シェルターでは、条件さえ合えば飼えなくなった猫を引き取ってもらうことが可能。そこで今回は以下の点を解説します。

  • 保護猫シェルターの特徴と役割
  • 猫を引き取りしてもらう方法

本記事を読めば、保護猫シェルターを見つけて猫を預ける準備ができるはずです。

また自身でシェルターを立ち上げたり、野良猫向けの外猫ハウスを作ったりしたい方に対しても、その方法を解説しています。

保護猫シェルターとは?猫を引き取ってもらう方法も解説

まずは保護猫シェルターがどのような場所か解説します。そのあとで、猫を引き取ってもらう条件と費用を解説するのでご参考にしてください。

保護猫シェルター=猫を保護して里親などへ引き渡す施設

保護猫シェルターとは、主に飼い主がいない猫を一時的に引き取り、飼い主や行き場所が見つかるまで面倒を見る施設を指します。

里親が見つかったり、保護猫カフェに出されたりして、行き先が決まれば卒業する仕組です。また、シェルターでありつつ保護猫カフェを兼ねて、ずっと面倒を見続けるケースも。

保護猫シェルターの具体的な役割・特徴として以下が挙げられます。

つまり保護猫シェルターは、猫が安心して暮らせるようになるまで、責任を持って保護してくれる施設です。もし猫を飼えなくなって困っているなら、シェルターに預けられないか積極的に検討してみてください。

保護猫シェルターは簡単に見つけられる

保護猫シェルターは簡単に見つけられます。Googleで「保護猫シェルター+地域名」と入力して検索しましょう。

現在地から近い施設が見つかるはずです。

なお、保護猫シェルター同様猫を引き取りできる施設として、動物愛護団体も存在します。

シェルターが見つからない場合は、「動物愛護団体+地域名」で検索してみてください。同じく近隣の団体を見つけられるはずです。

シェルターでの引き取り条件3つと準備費用

保護猫シェルターで引き取りしてもらうための条件と費用をまとめました。

まず、シェルター内での繁殖を防ぐため、去勢・不妊手術を受けておく必要があります。さらに感染症を防ぐために、検査とワクチン接種も済まさなければいけません。

トータルの費用は28,000円から50,000円です。もしただちに支払えないなら、クレジットカード使える動物病院で分割払いすれば、なんとかなるかもしれません。

クレジットカードが使える動物病院は、EPARKペットライフなどで検索できます。

引き取ってもらうまでの4ステップ

猫を引き取ってもらうまでのステップは大きく分けて以下4つです。

先ほども触れたようにGoogleで「保護猫シェルター+地域名」で検索し、シェルターを見つけましょう。

そして実際に連絡して、引き取りが可能か確認します。引き取りに費用が発生するケースもあるため注意してください。

その後日程を決めて、保護猫シェルター担当者・自分自身・猫で三者面談 ”をします。ここで問題がなければ、引き取ってもらうことが可能です。

最後に、後日猫を保護猫シェルターへ連れて行けば、引き取りは完了となります。ただし対応内容はシェルターごとで微妙に異なるため、まずは連絡してみてください。

保護猫シェルターや外猫ハウスの作り方は?

本記事を読んでいる方の中には、以下のように考えている方もいるのではないでしょうか。

  • 猫の居場所としてのシェルター(外猫ハウス)を作りたい
  • 施設としての保護猫シェルターを立ち上げたい

まず外猫ハウスは、DIYで誰でも簡単に作れます。作り方を解説するのでご参考にしてください。

その後、施設としての保護猫シェルターの立ち上げ方も解説します。

外猫ハウスなら簡単に作れる

外猫ハウスは、発泡スチロールを使えば簡単に作れます。作り方に関しては、以下の動画をご参考にしてください。

要するに発泡スチロールに出入り用の穴を開けて、布を敷いてフタさえすれば完成です。

動画内では穴を開けるためにはんだこてなどを使っていますが、必ずしも必要でありません。カッターナイフなどでも十分に対応できます。

発泡スチロールでできた外猫ハウスは、断熱性が高いのが特徴です。つまり、冬は暖かく、夏は涼しい場所になります。

猫のために居場所を作ったあげたい人は、ぜひ上記を参考にDIYしてみてください。

【要資格】保護猫シェルター(NPO法人)の作り方

施設としての保護猫シェルターを立ち上げたいなら、以下のステップを踏む必要があります。結論からいうと相当なお金と時間がかかるため、簡単ではありません

場所の確保やNPO法人としての登録もたいへんですが、最大の問題は資金(初期費用・ランニングコスト)です。おそらく毎年数百万円単位の費用がかかるでしょう。

これらの費用を自すべて費で支払うケースはほとんどなく、たとえばどうぶつ基金などの助成金でつなぐケースが大半。それでも助成金額が十分ではなく、資金の問題に悩まされているケースは多々あります。

保護猫シェルターを立ち上げるには、相当な覚悟が求められるでしょう。

既存のシェルターでボランティアする方法も

保護猫シェルターを立ち上げるのがむずかしくても、ボランティアなどの形で貢献することは可能。これなら資金がなくても、保護猫の問題にたずさわれます。

募集は、「猫シェルター+ボランティア+地域名」で検索すればただちに見つけられるでしょう。

またボランティア募集サイトのactivoでは、定期的に保護猫関係の案件がアップされます。

(引用:アクティボ

こういった方法で、簡単にボランティアの募集を見つけることが可能です。保護猫シェルターで働きたい人は、ぜひ一度検索して応募してみてください。

現在の猫の保護団体はおかしい?=問題がある団体も少なくない

ほんのごく一部ですが、「おかしい」と言わざるを得ない保護猫シェルターや動物愛護団体も存在します

YouTubeではそういった問題を指摘した動画がありますが、ややショッキングな内容であるためここでは掲載しません。ただ、説明するとすれば以下が主だった問題点になりがちです。

  • 保護団体なのに、十分な食事やトイレの世話ができていない
  • 関連する法律に則って運営していない
  • 助成金や補助金による差額利益のために運営し、本当の意味で猫を保護していないetc.

猫を保護する活動は、十分な知識やスキル、そして責任感がなければ務まりません。それらが欠けていたとき、上記のような問題に発展するわけです。

もし今の保護団体の在り方に「おかしい」と感じるなら、ボランティアとして活動して現実を変えられないか、一度検討してみてください。

まとめ

本記事では保護猫のシェルターに関して解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう

  • 保護猫シェルター=猫を一時的に保護して里親などに出すための施設
  • 猫が安心して暮らせるように、最後まで面倒を見てくれる信頼できる場所
  • 引き取りには去勢・不妊手術・検査・ワクチン接種がほぼ必須の条件になる
  • その費用は28,000円から50,000円ほど
  • 引き取ってもらうにはまずシェルターに連絡を
  • いわゆる外猫ハウスは発泡スチロールで簡単に作れる
  • 施設としての保護猫シェルターを作るには、場所の確保やNPO法人立ち上げなどが必要
  • 何よりも何百万円単位の初期費用やランニングコストを用意するのがむずかしい
  • ボランティアとして保護猫シェルターに参加する方法もある

保護猫シェルターなら、引き取った猫が里親や保護猫カフェで幸せに暮らせるようになるまで面倒を見てくれます。引き取りが実現できれば、飼い主と猫双方にとって安心できるでしょう。

私たちねこほーむは、保護猫シェルター同様、猫の引き取りや里親への譲渡をおこなう動物愛護団体です。もし引き取り先を探している方は、ぜひ一度ねこほーむにご相談ください。

お問い合わせ 詳しくはコチラ

電話番号