2022.05.05
5月に入り暦も春、しばらくは過ごしやすい陽気が続くのかと思いきや、天気が良ければ暑いくらいに気温が高く、雨が降ればまだまだ寒いですね。
その日その日で気温がまるで違うため、精神的にも肉体的にも疲れてしまいます。
こんな時こそ、体調管理をしっかりしなければなりません。
今回は、最近ねこほーむに寄せられるご相談の内容の一部を紹介します。
日々、ねこほーむには様々なご相談が寄せられています。
その中でも相談件数が多いものや実際に引き取った例を紹介したいと思います。
転勤で飼えなくなってしまうというご相談は、3月頃から多く寄せられています。
年度が変わるタイミングで転勤することになったという方が多かったです。
地方に転勤することになり、転勤先で勤めている会社の寮に入ることになったそうなのですが、その寮はペット禁止で飼うことが出来ないというご相談でした。
引っ越しをするまでにそんなに時間もないということで、最短でのお引き取りとなりました。
当ホームでお引き取りをする場合、まずは動物病院で猫ウイルス検査や生化学検査などの血液検査とワクチンの接種、必要に応じてノミ取り爪切りなどを行っていただきます。
そして、血液検査の結果をこちらにお知らせいただき、その結果からこちらでお預かりが出来るかどうかの判断をいたします。
しかし、このご相談のように時間がないときには、まず猫ちゃんを先にお預かりして、当ホームが日頃からお世話になっている動物病院で検査を代行することもしています。
海外に転勤されることが決まったが、転勤先での生活に猫ちゃんが対応出来るのか、病気になった場合に病院側とのやりとりが上手くいかずに状況が悪くなるかもしれない、単身のため自分に何かあった時に頼ることが出来る人がいないなどの不安から連れていくことが出来ずに悩んでいるという方からご相談が寄せられました。
この飼い主さんは、とても愛情深く猫ちゃん思いであることがよくわかるご相談でした。
こんなにも愛情深い方にとって、猫ちゃんと離れて暮らすということはとても辛いことであることは間違いありません。
しかし、猫ちゃんを思う気持ちが強いからこその決断でした。
ご相談から転勤まではまだ少し時間があったので、通常の流れにより検査をしてからのお引き取りとなりました。
また、飼い主さんご自身で出来ることはやってあげたい、ギリギリまでは一緒にいたいとのご要望により、出発の前日に施設まで連れてきていただきました。
契約と施設案内を行い、どのような飼育をするのかを確認することが出来てとても安心したと仰っていただけたことは、こちらとしても大変嬉しいことでした。
1年に1回くらいは日本に帰ってくるということでしたので、その時にご面会してもらうことになっています。
春になると多く寄せられるご相談です。
猫の出産時期になると、野良猫や外猫が出産したり、飼っている猫が出産した子猫を捨ててしまうという心無い人間の行動により外で子猫を見かけることが増えます。
野良猫が育児放棄したりどこかで事故に遭うなどして帰ってこれなくなった場合、子猫がそのまま放置され、民家の軒下や庭の隅などで数日間鳴き続け、その鳴き声に気付いた方が当ホームにお電話をくださいます。
残念ながら、心無い人間によって段ボールや袋に入れて屋外に放置されるというケースもあります。
どうしてそんなにひどいことが出来るのか理解出来ませんが、そのような人間が存在することは事実です。
その捨てられた猫ちゃんたちを見つけ、当ホームにご連絡をくださる方のなかには、最終的に引き取り先が見つからなければ自分でお世話をするという方までいらっしゃいます。
どうしてこうも違うのか、このご相談をいただく度に自分勝手に捨ててしまう人間に強い怒りを覚えます。
このご相談自体は時期関係ありませんが、最近になって立て続けに寄せられたので紹介します。
病気で入院することになり、その間お世話が出来ないといご相談です。
はじめは入院期間中のお預かりというご相談でしたが、入院期間がどれくらいになるかまるで分らないということに加えて、退院後に今まで通りにお世話が出来るかも正直不安だということでした。
当ホームでも出来る限りお力になるべく、ご相談者さんや飼い主さんと何度もお話した結果、猫ちゃんを生涯でお預かりして、飼い主さんが退院された後は、定期的な面会をするということになりました。
入院中の現在は、ご相談者さんが面会に来られ、猫ちゃんの状態などを聞いて飼い主さんに伝えるという状況です。
面会の際に、猫ちゃんの写真を撮って飼い主さんに見せているそうです。
ご高齢で、ご自身の生活でいっぱいいっぱいになってしまっているため、お世話がまるで出来ていないとのご相談もいただきました。
久しぶりに実家に帰省したら、家の中の臭いが凄いことになっていたり、物凄く汚れていたりしてるのを見てもう無理だと判断されたそうです。
しかし、猫ちゃんへの愛情はとても強いらしく、勝手に連れていくことは出来ないしこちらの施設まで親を連れていくことも出来ないと悩まれていましたので、富山県まで伺いました。
猫ちゃんのいるお宅まで伺い、我々の事や飼育方法や飼育環境について全てをご説明しました。
ご理解とご安心をしていただき、さらには信頼までしていただけたようでした。
お引き取りの通常の流れは、動物病院での検査を行っていただいて、その結果からこちらでのお預かりの可否を判断しています。
しかし、時間に猶予が無かったり、動物病院に連れて行くことが出来ない状況であったりした場合には検査をするところからこちらで行うことも出来ます。
また、ご自宅までお迎えにあがることも出来ますし、その他のことも柔軟に対応いたしますので、何かございましたらお気軽にご相談ください。
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