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猫に寄生する虫について 

こんにちは。NPO法人ねこほーむです。

ねこほーむではたくさんの猫が生活しております。

現在はおよそ60匹程度が生活しています。

先日多頭飼育されている方でノミが寄生していて

駆虫してもしきれないという相談がありました。

ねこほーむでもノミが増えてしまった事が過去にあります。

本日はノミ、ダニ等の猫に寄生する虫の対策や

薬品についてご紹介していきます。

猫のノミダニ等でお悩みの方の参考になればと思います。

猫に寄生する可能性がある虫

猫に寄生する虫は大きく分けると2種類あります。

体の外部に寄生する虫と体内に寄生する虫の2種類います。

体内に寄生する虫

猫の内臓等に寄生しますが寄生すると何らかの症状が出る事がほとんどです。

猫にとってはとても苦しい場合が多く

外にいる猫を保護する時は必ず検査をした方が良いかと思います。

また、よく外に遊びに行く猫ちゃんも注意が必要です。

体内に寄生する虫は以下の虫が多いです

回虫

体長7㎝前後の白く細長い虫です。

大量に寄生すると下痢、嘔吐等の症状が出ます。

小腸に寄生する事が多く猫の体内で産卵し繁殖し続けます。

卵は便の時に排泄されますが、人間の肉眼で確認できる大きさではありません。

回虫の検査の時は動物病院に便を持ち込み検査してもらいます。

回虫の駆虫薬は飲み薬が多いです。

多頭飼育の場合は回虫がいた子だけでなく全ての猫に対して必要です。

条虫

別名サナダムシと呼ばれる寄生虫です。

条虫はノミを介して体内に寄生します。

したがって条虫に寄生されている猫はノミにも寄生されている事となります。

条虫の卵を食べたノミを猫がグルーミング等をして体内に入れてしまう事が多いようです。

条虫に寄生されても下痢や嘔吐等の症状が出ます。

条虫の駆虫を行う時は駆虫薬を投与する必要があるため

獣医師の診断が必要となります。また、条虫の駆虫の場合は

一緒にノミ駆除も必要です。

条虫に関しても、多頭飼育の場合は全ての猫ちゃんに対して投薬が必要です。

体内に寄生する虫

体外に寄生する虫は耳や被毛に寄生する事が全てとなります。

ノミ

猫に寄生するノミはネコノミと呼ばれております。

繁殖力が強く一匹にいる時は他の猫ちゃんにもいると思ってください。

ノミに寄生されている場合は毛をかき分けると黒い点々がたくさんあります。

これはノミの糞となります。

更にかき分けていくとノミを目視出来る事もあります。

ノミに寄生されると痒みの症状が出るわけではなく

アレルギー性皮膚炎等、別の病気を引き起こす事もあります。

完全に室内で飼育している猫でも

例えば、人間の服にくっついて室内に入り寄生する事もあります。

時期としては春から夏にかけてが多いです。

ただ、室内の気温では通年繁殖し続ける生命力を持ち合わせております。

恐らく最もポピュラーな寄生虫です。

駆虫するには市販の駆虫薬でもできますが動物病院から

処方してもらう薬の方が効果は強いかと思います。

マダニ

猫に寄生するダニの中で最も厄介になるのがマダニです。

マダニは貧血、皮膚炎などの様々な病気を引き起こす事があります。

マダニに感染した場合は獣医師による処置は必要です。

マダニは頭を皮膚に食い込ませますので見つけることが困難な場合もあります。

基本的には春から秋まで繁殖を続けます。

耳ダニ

一般的に耳ダニと呼ばれていますが正式には

ミミヒゼンダニ、耳疥癬(みみかいせん)と言います。

名前の通り、猫の耳に寄生します。

耳ダニに寄生されると強い痒みが生じます。

猫が後ろ足で耳を引っかく事が増えてきたら耳ダニを疑ってください。

耳ダニに寄生されると痒みで引っかき耳を傷つけてしまいます。

耳がまん丸に膨れてきたら血がたまっております。

ほーっておくと破裂して耳がつぶれてしまいます。

外猫などで耳がクシャっとつぶれている猫は耳ダニに寄生されている疑いがあります。

繁殖力も強く一緒に生活している猫も感染している事が多いです。

耳ダニの駆除ですが効かない駆虫薬もあります。

ねこほーむではレボリューションという駆虫薬が一番効果があると認識しています。

耳ダニは多頭飼育の方の場合は本当に天敵とも言えるくらい厄介です。

また、スコティッシュのような折れ耳タイプの猫は罹りやすいとも言われております。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は一部をご紹介しましたが、猫に寄生する虫は他にもたくさんいます。

全ての寄生虫の対策としていえる事ですが室内飼育の場合は外に出さない事です。

外に出る事は寄生虫以外にも、事故など危険が伴います。

また、寄生虫が付いているのを発見した際は出来るだけ早く獣医師に相談してください。

 

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