2021.02.17
ねこほーむは老猫ホームなので、施設には主に老猫ちゃんが暮らしています。 老猫ちゃんが多いので、施設ではとてものんびりとした時間が流れているのですが、お世話をしている間のスタッフはハキハキ動いております。 そうでないと終わりませんからね。
猫ちゃんたちのお世話は年末年始、GW、お盆に関わらず毎日行っています。 今回は、老猫ホームならではのお世話と部屋作りをご紹介いたします。
ねこほーむでは、毎日ボランティアさんによるお世話が行われています。 そのお世話についてご説明います。 (細かく書いてしまうと書ききれなくなってしまうので出来るだけ簡潔に)
上記の一連を毎度行います。 猫ちゃんたちが触れることのない場所も、少し掃除を怠ると細かい猫砂の粉が積もってしまいますので、毎度施設全体を掃除しております。
ねこほーむでの食事は、ドライフードがメインです。 しかし、体調を崩したり入所直後の緊張でご飯を食べず、体重を落としてしまった猫ちゃんには、缶詰やパウチのウェットフードを与えたりしています。 なかには、缶詰などを食べない猫ちゃんもいるので、その猫ちゃんにはドライフードに鰹節を混ぜるなどの工夫を凝らします。 腎臓病などを患い、療法食を食べている猫ちゃんには、食事のときだけ別場所に移って食事をしてもらいます。
細かいことではありますが、爪切りも重要です。 老猫ちゃんは、爪が伸びるスピードも遅いので月に1回決まった時期に切っています。 これを怠ると、爪が肉球に刺さってしまいます。 若い猫ちゃんについては、触れ合っているときに確認して必要なときに切っています。
年齢を重ねると、自ら毛繕いをすることもなくなるので、必要な猫ちゃんにはブラッシングをしています。 ブラッシングをすることで、被毛や皮膚の状態を清潔に保つことが出来るので、皮膚病や炎症を防ぐことが出来ます。 また、掃除が少しだけ楽になったりします。笑
健康をチェックするうえで体重を知ることが1つの指標になります。 もともと太っていた訳ではない場合、何かがないと体重が減りません。 2kg台の体重の猫ちゃんが、100gも痩せたら大変なことです。 高齢とあればより危険なので、ないがしろに出来ないところです。 他には、ご飯を食べている量、遊んでいる最中などのふれあいの中で怪我をしていないか、元気はあるかといったことも確認します。
ねこほーむの施設には、猫ちゃんたちがいる部屋が4つあります。 そのうちの2部屋はケージが並んでいる部屋、もう2部屋はケージレスでフリーに生活している部屋になっております。
施設に来た猫ちゃんは、まず始めにケージでの生活をしてもらうことになります。 これは、施設の音や匂い、他の猫ちゃんの存在といった施設の環境に慣れてもらうためです。 設置されているケージは、様々な形や大きさのものが置かれています。 入所してきた猫ちゃんの年齢、体の大きさ、運動量などによってケージを選んでいます。
施設に慣れることが出来たら、トレーニングを経てケージレス部屋に移動します。 この部屋にケージは無く、他の猫ちゃんたちと自由に生活が出来ます。 壁にはキャットウォークが張り巡らされ、キャットタワーやキャットマンションも置かれていますが、老猫ちゃんのメインの施設なので、あまり飛んだり跳ねたりしない老猫ちゃんのために床面積を多く確保しております。 キャットマンションも、ジャンプせずに入れる場所があるものを選んでいます。 また、ケージレス部屋に移動する際にトレーニングをしても、どうしても相性が悪く喧嘩してしまうことがあります。 なので相性をみながら部屋を分けられるよう、2部屋のケージレス部屋を用意しております。
入所直後に先住の猫ちゃんたちに合流させてしまうと。間違いなく喧嘩に発展してしまいます。 また、環境にも慣れていないうちから常に周囲を警戒しないといけない状況に、とてつもないストレスを感じて体調を崩して最悪の場合というこも考えられます。 なので、ケージに入って周囲からも身を隠せる場所を作ってあげないといけないのです。 ケージに入っている期間はまちまちです。 入所してからの流れやトレーニングなどは別で紹介いたします。
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