2021.02.01
ご主人の海外転勤が決まったため、飼育している猫の受け入れ先を探しているとお話しされていました。 転勤時期はまだ半年以上先だということですが、大切な家族を預けるため、今から安心して預けられる所を見つけたいということでした。 出来る事であれば一緒に連れていきたいとお話しされていたのですが、海外で生活する家は会社が用意している社宅でペットの飼育が禁止のようなのです。 親戚や友人にもあたってみたものの引き取ってくれる方が見つからず、関東近郊の老猫ホームで検討しているそうでした。 また、数年で帰国できる可能性もあることから、契約上は終身での引き取りでお願いしつつ、もしまた引き取れるような環境になれば迎えに来れることが出来る施設というのが第一条件だということです。 もうすでにいくつかの施設に相談をされたそうなのですが、面会すらできない所や里親を探しつつ飼育するため、里親に出してしまえば引き取ること自体出来ないという規則の所もあり、なかなか希望の条件に合うところがないと嘆かれていました。
ねこほーむで引き取った猫ちゃんは飼い主さんからの特別なご要望がなければ、生涯を全うするまで当ホームで過ごしてもらうことになります。 ※飼い主さんのご希望により里親探しをする場合や当ホームのサイトから里親さんになりたいとの申し出があり、新しい家族のもとへ行く場合もありました 面会も予約制にはなりますがいつでもお越しいただけるようになっていますし、飼い主さんの引き取りたいタイミングで猫ちゃんをお戻しすることが可能となっています。 いままで、数え切れないほどの猫ちゃんを飼い主さん物とにお戻ししました。 生涯預かりから猫ちゃんをお戻しするご事情で多いのは以下の理由ではないでしょうか? ・海外転勤や長期出張 ・家の建て替えによるお引越し ・結婚や離婚によりペット可の物件を見つけられない ・長期入院 ・多頭飼育で猫同士の相性が悪い 基本的には引き取った猫ちゃんはいつでもお戻しすることが出来ますが、預ける当初から可能性がある場合にはその旨をお伝えいただいた上でご相談頂けると幸いです。
過去にご相談を受けた中でご対応することが出来なかったことがいくつかありましたので、こちらでご説明させていただきます。 家の中とお外と半分半分で飼育されている猫を引き取ってほしいというご相談の中で、完全室内外だとかわいそうだからお外にも出してあげてほしいとお願いされることがしばしばあります。 ねこほーむでは完全室内の飼育方法でしか猫を引き取ることが出来ません。 お外へ遊びに行かせることでエイズや白血病をもらうこともありますし、交通事故に巻き込まれる可能性もあります。 ノミやダニの駆虫も完全室内外よりも難しくなります。 お外に行っていた猫にとって完全室内外は窮屈でストレスがかかるかもしれませんが、それでもお外へ行くことのリスクは計り知れず当ホームでは導入することはできない規則となっています。 他には、預けたい猫が極度の人見知りならぬ猫見知りの為、寄付は多めに払うから一部屋に1匹で生活をさせてほしいという相談を受けたことも何度かあります。 当ホームでは一部屋に対し10数頭程度の猫が生活をするという多頭飼育することによって施設のスペースやコストを抑えて、、一人でも多くの飼い主さんや猫ちゃんの力になりたいと考えて運営をしています。 猫1匹に対して一部屋の待遇は当ホームでは一生ご対応することはできないと思います。 ペットホテル等であれば対応してくれるところがあるかもしれませんので、そういったところをあたってください。 日々の投薬や介護が必要なこの場合には可能な限り受け入れるように努力をしていますので、基本的にはそういったことでお断りをすることは無いと思っていただいて構いません。 猫の引き取りに関してご検討されている方は一度お電話でお問い合わせを頂けるとご案内がスムーズかと思います。
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