2016.04.15
感染経路は主に経口感染で、感染している動物のフンの中にある回虫の卵を直接口にする、または感染しているネズミなどの動物を食べることで間接的に感染します。
子猫の場合には、母猫が感染していると、母猫の母乳から感染することもあります。
また、人間にも感染します。人間の体内では成虫になりきれず、幼虫が体内を動き回り幼虫移行症の原因となります。
成猫だと感染していても症状が現れない場合が多いようですが、子猫が感染した場合には重症化してしまい、腸閉塞を起こして最悪の場合は死に至ることもあるようです。
主な症状は
食欲不振
ご飯を食べているのに痩せる
咳がでる
下痢をする
毛づやが悪くなる
お腹が膨らんでくる
回虫が自ら出ていくことはないので、自然治癒は見込めず放置していても症状が重くなるばかりです。
感染してしまったら駆虫薬を投与しましょう。
猫では6週齢から定期的に駆虫することで予防につながります。
また、飼育環境を清潔に保つことも大切です。
母子感染をしてしまうため、妊娠前の母猫の駆虫が重要です。
主な感染経路は、他の動物の糞便を口にしてしまうと経口感染、幼虫が皮膚の毛穴から体内に侵入されると経皮感染、母親の胎盤経由で感染してしまう母子感染があります。
鉤虫症の多く場合は、症状が出ません。
感染初期では、鉤虫の幼虫が皮膚を貫通したところに赤い発疹が出来ます。この発疹が痒みを伴います。
幼虫が体内をめぐり、肺に侵入すると咳や発熱などの症状がでます。
成虫に成長し、腸に噛みつくと腹痛を訴えることもあります。
重度感染になると、血を吸われることで貧血を起こし、貧血が重度になると心不全の原因となります。
感染が確認されたら駆虫薬の投薬が必要です。
駆虫薬の中には胎児に影響を及ぼす可能性があるため、妊娠中には使用できません。
猫ちゃんの排便をすぐに掃除することで予防につながります。
やはり清潔にすることはとても大事なことです。
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