スタッフブログ

猫ちゃん預かり施設の掃除/大掃除

ペットを飼っていると、室内が汚れてしまうことは仕方のないことです。
当ホームでは多くの猫ちゃんが暮らしていますので、一般家庭の何十倍も汚れてしまいます。
ホームの一日の汚れが、一般家庭の1ヶ月以上相当であるといっても過言ではありません。
今回は、毎日行っている施設の掃除方法と半年に一度行っている大掃除についてご紹介します。
※あくまでも当ホームでの清掃方法です。

毎日の掃除


毎日の掃除は、部屋とそれぞれのケージから始まり、猫ちゃんたちのトイレ、部屋とそれぞれのケージ、その他水回りなどという流れで行っています。
部屋とケージの掃除が二回出てくる理由がちゃんと分かるようにご説明いたします。

部屋とケージの掃除

施設の清掃で最初に行うことは、部屋とケージの中の掃除なのですが、ここでは猫ちゃんの粗相や毛玉などの吐いたものを拭いたりする清掃を行います。
これを長時間放っておくと、踏んだりして被害が拡大する危険や、シミになったり乾いてガビガビにくっついてしまったりしてしまうので、清掃開始早々に掃除しています。

猫ちゃんたちのトイレ掃除

猫ちゃんがいっぱいいれば、それだけ排泄の量も多いので、数人で手分けして掃除しても一時間近くかかってしまいます。
仮に一人で全てのトイレを綺麗にしたとすると、その日は腰痛に悩まされること間違いなしです。

猫砂の清掃

当ホームでは、猫砂を敷いたトイレを使用しているので、オシッコはトイレの中で塊となっています。
なので、最初にウンチを専用のスコップで掬って取り除きます。
ウンチを全て取り除いたら、トイレを傾けて猫砂をトイレの半分に寄せます。
こうすると、トイレの底のオシッコの塊を露にできるので、その塊を取り除きます。
それを反対側も行えば、トイレは綺麗になります。
※猫砂を片側に寄せるとき、あまりにも角度をつけすぎるとオシッコの塊までも転がってしまいます。
転がるだけならまだしも、塊がバラバラになってしまうと綺麗に掃除するのがとても困難になってしまいますので要注意です。
さらに、トイレのフチから砂が溢れないようにも気をつけて下さい。

トイレ自体を拭き掃除

トイレのフチを見ると、はみ出してはいないもののフチに着いてしまった排泄物などがあります。
また、前回のオシッコの塊を踏んづけてしまい、その足でトイレを踏んで汚してしまったりしていることもあります。
そのため、猫砂を綺麗にした後でトイレそのものも綺麗に拭いています。

部屋とケージの掃除part2

トイレを全て掃除したら、部屋とケージを掃除します。
ここで部屋とケージをすっかり綺麗にしていきます。

掃除機がけ

まずは掃除機がけです。
部屋にもケージにも、床には猫砂が散らばっていたり抜け毛が落ちていたりしています。
これらを掃除するのには掃除機をかける他にないので、掃除機が嫌いな猫ちゃんには少し我慢して貰います。
掃除機をかけるのは、床はもちろんのことキャットタワーやキャットウォーク、猫マンションや窓のレールなど細部までしっかりとかけています。

拭き掃除

掃除機をかけた後は、濡らした雑巾で拭き掃除をします。
この拭き掃除も毎日行っていますが、雑巾はかなり汚れます。
しかも、一部屋に数枚の雑巾を使うのですが、すべてかなり汚れます。
この拭き掃除のとき、ヘラも持って掃除しています。
このヘラは、拭いただけでは取れないしぶとい汚れ除去に使います。
しぶとい汚れとは主に鼻水なのですが、猫ちゃんたちがくしゃみをして飛ばした鼻水は、時間の経過とともにドンドン硬化していき、夜に飛ばした鼻水は朝になると結晶のようにカチカチに固まってしまっているのです。
これをヘラでコソギながら拭いています。
ケージの掃除まで終われば、ご飯と飲み水の器を洗って終了です。

その他水回りなどの掃除

部屋とケージの掃除が終わると、水回りなどの掃除を行います。
水回りは、使った雑巾やご飯や飲み水の器を洗った際に汚れてしまうので、一番最後に掃除しています。

半年に一度の大掃除

ねこほ-むでは、半年に一度大掃除をしています。
大掃除には、年末にやるというのが一般的ですが、ねこほーむではそうもいきません。
毎日、一般家庭の大掃除のような掃除をしていますが、それでも少しずつ汚れが溜ってしまうのです。
せっかくなので、大掃除の方法もご紹介します。
※ちなみに当施設の大掃除は、決して一日では終わりません。

ケージレス部屋の掃除

施設には、ケージレス部屋が二部屋あり、それぞれに一日以上の時間を使っています。

壁を拭き掃除

ケージレス部屋の掃除は、上記の通常の掃除を行った上で、壁を一面ずつ熱々のお湯に浸した雑巾で拭いていきます。
なぜお湯に浸すのかというと、固まってしまった鼻水などを溶かして柔らかくするためです。
床であれば、ヘラ取れてしまうのですが、壁に使うとクロスがはがれてボロボロになってしまうため、この方法で掃除をしています。
お湯を使うので、冬であれば問題ないのですが、夏場では皆が汗でびしょびしょに。笑
それから、掃除後は両腕が疲弊しきってしまい、その日の洗髪に支障が出ます。笑

窓レールの掃除

普段は、部屋の窓枠に脱走防止用の格子を付けていて、それを外すことはしていません。
なのでどうしても汚れが溜りがちになってしまいます。
大掃除では、その部屋の猫ちゃん全てを移動してから格子を外して掃除します。
実はこの掃除では、掃除よりも猫ちゃんたちを移動させるために捕まえることの方が疲れます。笑

トイレ掃除

これはトイレそのものを洗うことを指します。
中に入っている砂を一旦別の場所に避けて、トイレをお湯で流して金束子で擦って綺麗にします。
トイレの底には、石のようになっている普段の取り損ねたオシッコの塊があったりしますので、それらをしっかりと残さず綺麗にしてしっかりと乾燥させます。

キャットタワーとキャットウォークのメンテナンス

普段から両方の掃除は行っていますが、大掃除ではより細かく掃除をし、さらにボルトの弛みや布のはがれ、毛羽立ち、麻ひものほつれ等を手入れしたり取り除いたりしています。
状態が悪くなってきている場合には、このタイミングで新しいものと交換です。

ケージ部屋の大掃除

ケージ部屋の大掃除は、部屋の掃除とケージの掃除を行います。

部屋の掃除

ケージ部屋の掃除も、他の部屋の掃除とあまり変わりません。
猫ちゃんたちをケージごと部屋から出して掃除開始。
ケージが設置されていた所には、汚れが溜まりがちなので、掃除機をかけて拭き掃除です。

ケージの掃除

壁を拭いた後は、窓のレールを掃除してケージの掃除が始まります。
ケージの掃除は、ひとつひとつ行います。
まずは、中にいる猫ちゃんを空いているケージに移します。
そして空になったケージを施設の浴室に運び、そこでシャワーを使って手洗いをします。
シャワーからは勿論お湯を出しているので、跳ね返ったお湯なのか汗なのかわかりませんが、入浴したのと同じくらい濡れてしまいます。
これが中々しんどい作業なんです。笑
ひとつ洗ったら拭いて猫ちゃんをケージに戻す、そして次のケージと繰り返して全てを洗います。
ケージには色々な猫ちゃんの年齢や運動能力に対応出来るよう、様々なサイズのケージを設置していますが、大きいものから小さいものまで全て手洗いしています。

トイレの掃除

ケージを洗っている間に、別の洗い場でトイレ自体を洗います。
これも他の部屋のトイレと同様に行い、最後にしっかりと乾燥させます。

施設設備の掃除

大掃除の際には、設備の掃除も行います。

  • エアコン
  • 換気扇
  • 照明機器具
  • など

これらは半年に一度と言わず、ある程度汚れた段階で清掃を行っていますが、大掃除の時には必ず行っています。

草刈り

施設のあたり一周の草刈りも定期的に行っています。
放っておくと大変なことになってしまうので、ご近所の迷惑とならないようにこれも半年よりも短いスパンで行っています。

最後に

以上がねこほーむで実践している掃除です。
何か少しでも参考になるようなことがあればいいのですが、いかかでしょうか。
正直、普通のご家庭では環境が違いすぎて関係ないのではと、書きながら不安になっています。笑
今回は、ねこほーむのことを少しでも知っていただけたらいいのかなと思っています。
また、換毛期には、猫ちゃんのブラッシングなどをしてあげることで、猫ちゃんの健康維持にも掃除が楽にもなりますよ!

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