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猫の年齢について

ねこほーむでは、お預かりするときに猫ちゃんの年齢をお聞きしております。
それは、お世話をする上で必要な情報だからです。
しかし、年齢が分からないということもあります。

猫の年齢の見極め方から年齢別お世話の方法まで

これまで、ねこほーむでは数多くの猫ちゃんたちをお預かりしているため、おおよその年齢がわかります。
今回は、猫の年齢によって変わるお世話や年齢の見極め方などをご紹介します。

猫の年齢を知る

20190315
猫を見て、若い猫なのか老猫なのかは何となく分かるかも知れません。
しかし、何歳くらいなのかというのは少し難しいのではないでしょうか。

猫の年齢を人間に置き換えると

猫は、人間の5倍ほどのスピードで年をとると言われています。
医療やキャットフードの品質向上により、平均寿命は伸びてきていて、20歳を超える猫もいます。
猫の20歳といえば、時代が時代なら猫又という妖怪になると言われるほどありえないことでした。
平均寿命が長くなってきているからといっても、人間の年齢に換算するとおそらく飼い主の年齢を追い越すことでしょう。

  • 猫0~1歳、人間15~18歳
  • 猫1~2歳、人間23~25歳
  • 猫3歳、人間28歳
  • 以降猫年齢+1歳で人間年齢+4歳

上記の表は参考程度ですが、10歳あたりから老猫だと考えていいのではないかと思います。

猫の年齢の知る上で見るところ

猫ちゃんの年齢を知りたいときにチェックする場所は歯や爪、被毛、目といったところです。
そういったあたりに分かりやすい変化が表れ、年齢を知る手がかりとなります。

もともと白かった歯が’徐々に黄色みがかってきます。
そして歯石が付着が見られたりします。
加齢と共に、歯の先端が丸みを帯びてきて、さらにはすり減っていきます。
年齢が10歳を超えたあたりから歯が抜ける場合もあります。
また、歯茎には色素沈着が増えていきます。

老猫になると太く長くなります。
若い猫は、頻繁に爪研ぎをしたり活発に動き回ることで、伸びすぎることも少なく爪も新しいのですが、年を重ねるごとに運動量も減り、爪研ぎをするとこも少なくなるからです。
このまま放置していると、ドンドン伸び続けて肉球に突き刺さってしまいます。

    • 被毛

若い猫の被毛は細くて柔らかいの対し、老猫の被毛は太くて粗い。
また、体も硬くなり毛繕いもままならなくなるため、ケアが出来ずにゴワゴワしたり毛玉が出来たりする。

若いときには澄んでいた目は、年とともに曇ってくる。
虹彩の形も崩れてギザギザになっていることも。

年齢別、体と行動の変化

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子猫の時と老猫になってからのお世話の方法が違うことはお分かりかも知れません。
なのでそこからもう少し細かくご紹介します。
年齢に応じたお世話をするように心がけましょう。

0~1歳、子猫

人間でいえば高校生までの年齢です。
乳離れをしてからは、全てに興味を持ち、活発に遊び回ります。
動き回っているうちに、好き嫌いや恐怖などの感情を学びます。

生後2週間ほどで目が開き、1ヶ月もすれば自分で行動出来るようになります。
その頃から乳離れをし、生後3ヶ月頃には乳歯が生え揃います。
その乳歯も生後半年には全て永久歯に変わり、体が大きく成長して体重も増えて性成熟します。
行動
とにかく活発で遊びます。
よく遊んでよく寝て、色んなものを口に入れて噛んでまわります。
この頃に体験したことに対して、成猫になった後にも警戒することがなくなり、ストレスを感じにくくなると言われています。

1~6歳、成猫

高校生から40歳くらいの年齢にあたるこの時期は、精神的にも自立をして縄張り意識が強くなります。
他の猫や人を拒絶したりすることも。

1歳になると、体の成長は止まります。
被毛も子猫の時より色が濃くなり、長さも長くなって本来の状態になります。
筋肉も発達し、6歳くらいまで体力と免疫力が共にピークを向かえます。
行動
縄張り意識が強いことで、マーキングや喧嘩が激しくなることもあります。
動くものや物音に敏感に反応するようになり、遊びのレベルも高くなります。

7~14歳、高齢猫

人間の年齢で言えば、44歳から72歳くらいまでにあたります。
落ち着き始め、遊ぶ時間も短くなりのんびりした生活をするようになります。
飼い主に甘えることも増えてきます。

人間と同じように、体の機能や代謝、体力や免疫力が落ちてきます。
代謝が落ちることで太りやすくなり、体力と免疫力が落ちることで病気にかかりやすくなります。
10歳を超えたあたりで歯が抜けたりします。
行動
活動量が減少し、高い所にあまり登らなくなります。
寝ている時間がドンドン増えていき、動き自体がゆっくりになります。

15歳~、老猫

この年齢になると、所謂おじいちゃんおばあちゃんです。
20歳を超えると人間でいえば100歳になります。
動くものや物音を殆ど気にしなくなり、動くことさえ渋るようになります。

体も顔も痩せていきます。
毛繕いをしなくなり、毛玉が出来たりボサボサになります。
爪研ぎもしないので、爪が厚くなり巻き爪になります。
行動
一日の殆どを寝て過ごし、動きもかなりスローになります。
食も細くなり、今までと好みが変わって食べなくなることもあります。

行動から見る年齢別のお世話のポイント

前項より、子猫のときには出来る限り遊んであげて色々な体験/経験をさせてあげたほうがいいでしょう。
トイレなどの躾も動き回り始めた頃からスタートして、多くの猫が約1週間ほどで出来るようになります。
成猫になれば警戒心が強く、体の状態がピークを向かえるため、多頭飼いしている場合には猫同士の関係にも注意しなければなりません。
喧嘩をすれば、大事になる可能性もあります。
どうしても仲良く出来ない猫がいる場合には、部屋をわけたりしてそれぞれの空間を作ってあげることも必要になります。
基本的には老猫になれば落ち着くので、今まで仲良くなかった猫に対して牙を剥くことも無くなってきます。
仲良くなるというより関心がなくなるという感じが多いかと思います。
老猫ともなると、寝ていることが殆どであり、体調の変化に気付くのが遅れたりすることがあります。
年齢を重ねれば重ねるほど、体力や免疫力が低下しているので、病気や怪我の早期発見早期治療がより大事になります。
これまでに書いたことは、あくまでも一般的な話であり全ての猫に当てはまる訳ではありません。
子猫のときから大人しくのんびりしている猫もいれば、15歳を超えても元気におもちゃを追い掛ける猫もいます。
ご自身の愛猫がどのような性格なのかをしっかり見極めてください。

ねこほーむでの老猫ちゃんたちのお世話については、別ページで紹介していますので気になる方は読んでみてください。

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