2021.04.22
猫に限らず、ペットを飼った人が早々に手放そうとすることがあります。
思い描いていたペットとの生活が上手くいかないと、全てを投げ出そうとしてしまうのです。
猫を飼育したことを後悔している方から、ねこほーむへ生涯預かりのお問い合わせをいただく事があります。
猫を飼うということの理想と現実に打ちのめされ、猫を飼うということが嫌になってしまっているようです。
想像以上に手がかかり、自分ことはおろか他のことも疎かになってしまう悪循環に陥ってしまったというご相談があります。
ご相談の中で特によく聞くのは、
といったことです。
こんなに部屋を汚されるとは思わなかったと嫌気がさしているらしいのですが、毛が抜けたりして部屋が汚れたり、トイレの臭いがするなんてことは当たり前のことです。
猫を手放そうと考える前に、それぞれの対策を考えて実行してみて下さい。
新型コロナウィルスによって自宅にいる時間が長くなり、それに伴ってペットの需要が高まりました。
しかし、暇な時間をペットを飼う事で埋めようと安易に行動した人の中から、ある程度の時間が経つと手放したいと思う人が出てきました。
飼い始めてから数ヶ月で手放そうとする人もいるといいます。
そんな人達には愛情の欠片もないのか、物と同じようにしか考えておらず、簡単に手放そうとします。
そんな人たちが手放す理由も、上記のような理由が大きな割合を占めています。
ご飯やトイレ砂にかかる費用の他にも、毎年のワクチンや避妊去勢手術、病気や怪我をした時の治療費などに費用がかかります。
何故かこれらを軽く考えている人がいて、「こんなにお金がかかるとは思ってもいなかった」「自分が生活出来なくなってしまう」と嘆くのです。
厳しいようですが、ペットを飼うというのはある程度の出費は必ずありますので、自分の生活でイッパイイッパイの人はペットを飼うべきではありません。
ねこほーむへのご相談にはありませんが、いい意味で後悔している人がいるというのもSNSなどで見かけます。
あまりにも可愛いため、家にいる間はずっと他のことに集中出来ないということらしいです。
今日では仕事も在宅で行うことが増えたため、さらに危機感を覚えている人もいるのだとか。
自分の生活が全て飼い猫基準になってしまい、自分のことは後回しで愛猫第一に全てを考えているのだそうです。
まるで下僕になってしまったと思うそうなのですが、「下僕になった」「猫様」と行っているような人はそんな言葉とは裏腹に幸せそうな顔をしています。
飼っている猫のために、美味しいご飯や玩具、キャットタワーなどに結構な費用を掛けている人もいます。
笑顔で「お金が足りなくて」と言いながら愛猫へのプレゼントを選んでいる姿は何だかとても幸せそうです。
また、インターネットでは「猫 飼うんじゃなかった」「猫 疲れた」というワードが検索がされています。
他の動物よりも家の中での行動範囲が広いため、気をつけなければならない事も所も多くなり、猫の性格が活発であればあるほど飼育が難しくなります。
現在飼育を考えている方は、逆にこのような投稿やブログを見て参考にするのもいいと思います。
ペットの飼育は、必ずしも良い事ばかりではありません。
壁にキズをつけられたり、家具を汚されたりなど腹が立ってしまうことだってあります。
安易に生き物を飼い、自分の想像と違っていたからという理由で捨ててしまったり、人にあげたり、殺してしまったりする。
そんな事が許されていいはずはありません。
飼う前にきちんと考え、しっかりと生き物を飼うとはどういうことなのかを知ってから飼育すべきです。
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