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飼い猫が急に狂暴化してしまい困っているとご相談を頂きました

猫の狂暴化についてのご相談が寄せられました

 

4歳になるアメリカンショートヘアのこがここ最近になって家族の人たちを襲うようになってしまって困っているとお電話でご相談を頂きました。

ペットショップから子猫の時に譲り受けて今まで飼育していたそうですが、ここ数日で急変してまるで違う猫のように狂暴になってしまったそうなのです。

猫にとって不快に思うようなことをするわけでもなく、家の中で目が合うと敵意むき出しの表情で睨みつけてきて、一瞬で飛び掛かられて手や腕などを思いきり噛みつかれてしまうそうなのです。

ねこほーむのスタッフとして10年近く従事しているので、似ているような経験は何度かしているので相談者さんの恐怖はとてもよくわかります。

私は指の骨が猫の上あごに生えている犬歯によって貫通させられたことがあります。

病院へ行き飲み薬などを処方してもらいましたが、指がかなり腫れて日常生活がままならないほど大変でした。

ご相談者さんの家庭ではご家族のかた全員が猫に襲われてしまっているようで、今では誰も近づきたがらず、使っていない部屋にしまい込んでいる状況だというのです。

 

 

狂暴化した猫の引き取りを過去に何度も行っています

 

信頼していた猫に襲われることは精神的なショックも大きく、想像を絶するスピードとパワーで襲われることから、「二度と猫に近づくことが出来ない」「今すぐ引き取りに来てほしい」と仰る方も少なくありません。

ご家庭での飼育方法や猫ちゃんの扱い方に関しては飼い主さんご家族にしかわからないことが多いので、何か原因はないのかとお考えになられて改善できることがあれば実践できると好ましいですね。

スキンシップの時間がしっかりと取れているか。若しくはしつこく触ったりしていないか。嫌な音や匂いを出してはいないのか。等など。

猫は基本的には鋭い爪で捕らえて、噛みつくという一連の流れを取りますので常時爪切りが出来ていれば大けがに繋がる可能性が大きく下がります。

自分たちで爪を切ることが難しい場合には獣医さんを自宅に呼んで往診という形で爪切りをやってくれる病院もあるので探してみるといいかもしれません。

それから、一旦ケージで飼育してみて様子を見るのがいいと思います。

目は口程に物を言うと言いますが猫も例外ではないです。

ケージ越しに一緒に生活するだけでも猫の気持ちや心情が十分に感じ取れると思います。

大けがをしない程度に、できる限りの工夫と努力をされて猫ちゃんに一度向き合うことが出来るといいのではないでしょうか。

それすらも怖い、努力しても改善が見込めなかった場合には、ご相談頂ければねこほーむによって生涯に渡り猫を引き取ることも、冷却期間として数か月に渡り預かることも可能です。

目的は飼い主さんと猫ちゃんの幸せな生活の成立になりますので、飼い主さんとのお話し合いの中でそのご家庭にとってベストなご提案が出来るよう最善を尽くします。

 

 

狂暴化する猫には共通するポイントが?

 

 

今まで数え切れないほどの狂暴化した猫を引き取った経験がありますが、狂暴化する猫たちには共通するポイントがあります。

それは純血種の猫であることと、比較的若い猫であるということです。

この2点は、ねこほーむで引き取った狂暴化した猫の9割以上の子に当てはまることだと思います。

また、家族の構成が女性のみ若しくは女性の比率が多いご家庭に良く起こっているようにも感じられます。

これはあくまでもご相談頂いた方からのデータにになるので根拠はありませんが、参考程度にお考え下さい。

以前よくお世話になっている獣医さんにも狂暴化する猫について相談したことがあるのですが、その獣医さんも純血種に良くあることだとお話しされていました。

ブリーダー等で近親交配されることでホルモンバランスが崩れることから、精神の不安定につながることがあるという説も伺いました。

また、純血種のように販売が目的とされる猫の場合、自然と訪れる乳離れの前に親や兄弟と離れ離れにされてしまうことで、本来その時期に培われるはずだった社会性などを習得することなく、新しい家族に引き渡されることでじゃれる際の力加減や飼い主との距離感がつかめずに攻撃行動を起こしてしまうことがあるというお話も伺いました。

どちらの説も、狂暴化の原因として有力な原因のように感じますが獣医師の先生もあくまで可能性の話だとお話しされていましたので、こちらも参考程度にお考え下さい。

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