2016.06.15
こんにちは!NPO法人ねこほーむです。
飼っている猫ちゃんのお腹がポッコリしていて気になっている方はおりませんか?
太っている、または太っていたわけでもないのにお腹がポッコリとしている。
実は、大小の違いはありますが、肥満と関係なく全ての猫ちゃんにあるものなのです。
その名も「プライモーディアルポーチ」。直訳すると「原始的な袋」となります。
猫ちゃんのお腹に袋といえば、思いつくのは丸い頭の猫型二足歩行ロボットですね!作者の方もこのポーチを知って設定を決めたのでしょうか。
このポーチは、ネコ科のトラやライオンにもあり、野生に近いほど発達していると言われています。
・食べ物をいっぱい食べるため
いっぱい食べるとお腹が膨らむのでそのために皮膚に余裕があるとする説
・お腹を守るため
このポーチがクッションの役割を果たすとする説
・可動域が広い後ろ足の邪魔にならないように
後ろ足や身体を伸ばしたときに邪魔にならないように余っているとする説
・ご飯が食べられないときのために脂肪を蓄えている
野生の猫ちゃんだといつご飯が食べられるかわからないので脂肪を貯めているとする説
などいろいろな仮説があります。
いずれにしても猫ちゃんにとって何かしらの意味があるということですね。
プライモーディアルポーチ自体は肥満や病気と関係はありません。ご安心下さい。
しかし、プライモーディアルポーチがゴリゴリと硬かったり、触られるのをやたらと嫌がったりする場合には内部で炎症を起こしている可能性があります。その時には念のため獣医さんに相談してみて下さい。
肥満が進むと、このポーチが目立ってくるそうです。飼われている猫ちゃんのポーチが正常か、それとも肥満なのかを判断するのは難しいとのこと。大幅なダイエットに成功した猫ちゃんの場合にも皮が余って目立つ場合もあります。
猫ちゃんのことを気を付けて見てあげて下さい。
猫ちゃんの場合は歩くたびに揺れているポーチを見ると「かわいいな~」と思いますが、自分自身には絶対にあって欲しくないものです。笑
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