2016.06.29
こんにちは。NPO法人ねこほーむです。
脂肪肝とは、肝臓の細胞のほとんどが脂肪になってしまい、正常な機能ができていない肝臓のことを言います。
重度の肥満から患ってしまうこともありますが、ご飯の食べ方次第でもなってしまいます。
肥満やホルモン異常、過度なダイエット、バランスの悪い食事などが原因で引きおこります。
特に太っている猫ちゃんの場合には、ご飯を1週間前後食べないことがあると肝リピドーシスを引き起こし、そのまま亡くなってしまうこともあるようです。
末期にならないと症状はあまり出てきません。
肝硬変となると、肝臓がまるで機能しないため色々な症状が出ます。
・元気の消失
・食欲低下
・下痢
・便秘
・嘔吐
・黄疸
・意識障害
・痙攣 など
原因がはっきりとしているときは、原因に対する治療を行います。
点滴や強制給仕、胃にチューブを通しての栄養補給など。
しかし、肝硬変などにはあまり治療の効果は期待できません。
肝硬変と診断されてしまったら余命が長くないことを意味します。
脂肪肝であっても、肝硬変にまで至っていないと回復は可能なので諦めずに治療してください!
太った猫ちゃん発症してしまうことが多いため、やはりバランスのよい食事や適度な運動をすることでの肥満の防止が脂肪肝、肝硬変の予防につながります。
脂肪肝の他にも、肝臓の異常の多くは症状が出ないため早期発見が難しいです。
そのため、定期的な検診は受けたほうがいいのではないでしょうか。
検査もレントゲンでは診断できないので、エコーや血液検査を行いましょう。
血液検査では、ALP(GPT)やALPといった項目の数値とビリルビンの数値が肝臓障害の指標となります。
猫ちゃんが欲しがるからといって、好きなものを好きなだけ与えてしまうのはよくありません。
「可愛いから」という気持ちは痛いほどわかりますが、逆に猫ちゃんのためにならないということをよくご理解の上、適切なものを適切な量だけあげて下さい。
猫ちゃんの健康が飼い主様、何より猫ちゃんの幸せに繋がると思います!
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