2017.07.03
猫も人間と同じく認知症になります。
猫は寝ている時間が長いため症状が分かりづらいですが、認知症かもと考えるきっかけとして多いのは鳴き続けるようになったことです。
当施設でも延々と特に意味もなく昼夜を通してただ鳴き続けるようになったとお問合せをいただくことが多いです。
ある程度の年齢に達してから鳴き続けるようになったりしたら認知症になった可能性があります。他にも認知症の症状としては、おもちゃに興味を示さなくなった、ただ意味もなく部屋をウロウロする、トイレの失敗が増える、飼い主さんの声にも反応を示さない、ドアの前で立ちすくむ、食欲不振などがあります。
認知症になる原因として考えられているのは加齢と極度のストレスだそうです。
治療、予防は人間と同じくまだ絶対的な療法が存在しません。
ただ若いときから楽しみや刺激が少ない生活を送っていると老化が早く認知症のリスクも上がると言われているので、飼っている猫と積極的に遊んだりコミュニケーションをとると予防につながるとのこと。
猫の認知症に関しては犬の認知症に比べて解明されていないところもあり、症状が似ている病気もあるため診断が難しいそうですが気になる点がある場合には病院で診察してもらうことも重要だと思います。薬や食事療法で進行を抑えることができるため早期発見からの早期治療がとても大切です。
慢性の病気で進行性でもあります。なので、なってしまったら如何に遅らせるかがカギになります。上記したように一緒に遊んだりコミュニケーションをとるほど予防につながりますが、診断された後でも同じように接することで進行の妨げになります。
「要介護になって大変です。」「自分も高齢だから介護がだんだん出来なくなってきている。」とお問合せをいただいております。
確かに介護となると体の小さい猫ちゃんといえどとても大変です。特に飼い主さん自身が高齢な場合には全てをするのは難しいと思います。
ねこほーむはそういった事情にも出来る限りお力になれたらと思っておりますので、おひとりで悩まずにご相談下さい。
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