2018.01.15
今回は猫の腸閉塞について書きたいと思います。
腸閉塞とは、何らかの原因で腸の動きが悪くなったり腸の一部が狭まってしまい便などが流れなくなってしまって腸がつまってしまう病気です。放置すれば命の危険もあります。
腸閉塞になる主な原因は、おもちゃなどを誤って飲み込んでしまう「誤飲」です。腸内に1つとは限らず、何個も飲み込んでしまいそれらが腸内で絡まり詰まってしまうこともあります。その他にも、腸内にできた腫瘍などが原因でも引き起こされることもあります。
・腸内にガスや液体、便などがたまる
・おなかが張る
・腹痛
・食欲不振
・嘔吐
・脱水 など
お腹が痛いときには、お腹を庇うようにうずくまり動けなくなります。またお腹を触られることを極端に嫌がるようになります。
症状が進行してくると、激しい嘔吐などの症状が見られ、結果的に脱水を引き起こします。脱水を引き起こしてしまった状態でいると命の危険があります。
異物が詰まっている場合には開腹手術を行い、異物を除去します。その際に、腸管が壊死をしているなど大きく傷ついているときには切除をします。腫瘍が原因のときには腫瘍を切除をします。
脱水症状やショック症状が見られるときには手術の前に処置をします。
普段使うおもちゃなどに気を使い、飲み込んでしまわないようなものにする。使った後はすぐに片付ける。他にも糸くずを飲み込み、腸で絡まってしまうこともありますので、部屋の掃除をしっかりと行うことも大切です。
猫の様子がいつもと違いお腹を庇っている、便が出ないように見えたら気をつけてください。
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