2018.06.20
皆さんは「猫がイカを食べると腰を抜かす」という言い伝えを聞いたことがありますか?
以前、猫がアワビを食べると耳が落ちる?という言い伝えを紹介した中で少しだけ触れましたが、今回調べてみました。
これは昔からイカは猫にあげてはいけない食材であると言われているためだそうなのですが、科学的根拠もあるようです。
水揚げされてからある程度時間がたったイカにはチアミナーゼという酵素が含まれていて、このチアミナーゼはビタミンB1を分解する働きを持っています。
ビタミンB1が分解されて不足するとチアミン欠乏症(脚気)になってしまい、足元がおぼつかずにフラフラ歩くようになります。その姿からイカを食べると腰を抜かすと言われているようです。
イカの他にも、魚の内臓や貝類などを食べると同じ症状が出ることがありますので、食べさせるべきではないでしょう。
・食欲不振
・嘔吐
・運動失調
・痙攣
・認知症 など
チアミンが足りていないためチアミンを投与します。
チアミナーゼを多く含む食材をあげることを止めることが一番の予防に繋がります。
またチアミナーゼは熱に弱いため、一度加熱することでチアミナーゼの接種を防ぐことが出来ます。
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