2018.06.21
この都市伝説を聞いたことはありますか?
もとは海外発祥の伝説のようです。こんな恐ろしい話がどのようにして出来たのかを調べてみました。
時は1500年代にまで遡ります。当時、イギリスのウィリアム・ボールドウィンという小説家のBeware The Catという作品の中で、「猫が口元に近づき息を吸い込んだために窒息しそうになった」というような文章があり、これがもとになっているのではないかと言われています。
1791年、赤ちゃんの死因を検死官が猫のせいだとした。(イギリス)
1929年、猫が赤ちゃんの胸の上に乗り、両前足を口元に置いて唇に吸い付いていたと医師が証言。(アメリカ)
2000年、赤ちゃんの上に猫が覆い被さっているのを母親が発見、その後赤ちゃんは亡くなってしまい、母親は猫のせいだと主張。(イギリス)
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これらの話は全て別の話です。そして、それぞれにその後の話があります。
まず最初のイギリスでの話は、明らかな情報源が出ていないそう。2つ目のアメリカでの話は、猫が魔女と結びつけられていた時代の名残だと別の医師が否定しています。3つ目の話では、赤ちゃんが亡くなってしまったのはSIDS(乳幼児突然死症候群)が原因であることが分かり、SIDS(乳幼児突然死症候群)自体の原因は分からないものの猫が関係していないことが証明されています。
伝説や言い伝えなどは、ちょっとした話や出来事の積み重ねで出来ていくのだなと感じます。
もちろん猫が息を盗むことはありません。(息を盗むという表現は少し面白いですね)サイズ感もよく、暖かいので一緒に寝ていることが多いので、勘違いされてしまったのでしょう。猫と口がきけないもどかしさを感じてしまいます。
他にもこのような話があれば調べてみたいと思います。
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