2018.09.26
日本ではあまり見ることがないセルカークレックス。その体はくるくると巻いた毛で覆われています。
その不思議な被毛を持つ品種は他にもいて、デボンレックス、コーニッシュレックス、ラパーマ、モハーベボブなどがいます。ちなみに、セルカークレックス、デボンレックス、コーニッシュレックスを三大レックスと呼ばれ、この中でもセルカークレックスが一番新しい品種です。
やはり最大の特徴は巻いた毛です。くるくると巻いた毛と書くと可愛らしく巻かれているように思えるかもしれませんが、見た目はどちらかというとワイルド系。毛並みに厚みがあり、プードルキャットなどと言われたりしています。
毛の長さはショートからロングまでと幅広く存在していて、どの長さでも毛は巻いています。
体が大きいセミコビータイプで、オスではたまに体重が7kgを超えることもあります。
毛色も豊富で、様々な色が認められています。
基本的には穏やかな性格をしており、おもちゃで遊び回るというよりも飼い主と一緒にゆったりと過ごすことを好む傾向にあるようです。
寛容な一面も持ち合わせており、初対面の相手や子供に対しても逃げたり警戒したりすることは少ないです。
子猫のときは他の猫同様に活発で動き回ります。成猫になると穏やかになりますが、一方で太りやすくもなってしまいますので、活発に動き回る子猫の時に運動をする習慣を身につけさせてあげることが望ましいです。
被毛の手入れは非常に重要です。手入れを怠ると、皮膚病になってしまう恐れがあります。長毛の場合には毎日ブラッシングしてもやり過ぎではありません。
もともとが自然発生種なので頑健ですが、品種育成の為に導入されたペルシャに遺伝性疾患があり、それを受け継いでいる可能性があります。
上記したように皮膚病になるリスクが高いので、被毛のケアなどはしっかりと行ってあげましょう。
また、鼻が短いため涙管も短い場合が多く涙があふれやすくなっています。涙があふれ、湿った状態を放置していると雑菌が繁殖してしまうので、こちらもこまめに吹いてあげるようにしましょう。
関連記事