2020.12.04
こんにちは。NPO法人ねこほーむです。
ねこほーむではご事情により飼えなくなった猫をお預かりしております。
本日は日本全国から様々な相談を頂きますのでその中から一部をご紹介したいと思います。
大阪府から飼えなくなったとのご相談
一週間ほど前ですが、大阪府大阪市より転勤に伴い
引越し先がペット不可のため飼育を続けることが出来ないという相談がありました。
猫ちゃんはまだ大変に若く2歳の猫ちゃんです。
ねこほーむは基本的な考えとしては老猫ホームですので若い猫ちゃんは原則お断りさせて頂いております。
ご事情を聞きやむを得ないとう判断が出来れば受け入れる場合もありますが。
今回のお問い合わせですがペット不可のマンションに引っ越す事は
飼い主さん本人が決めたことのようでして、申し訳ございませんがお断りさせて頂きました。
やはり飼っている以上、出来る限り最後まで面倒を見るよう努力する義務はあるかと考えております。
飼い主さん自身にも経済的な事情等様々あり、ペット不可を選択されたようですがとても残念に思いました。
群馬県からのご相談
群馬県前橋市の飼い主さんからのご相談です。
この方からのご相談ですが、ご兄弟がお亡くなり家で猫だけが残されているという内容でした。
もともとご兄弟とは疎遠になっていたので、いつから猫を飼っているのか
猫が何歳でオスなのかメスなのかも不明との事でした。
ねこほーむでは入所するにあたり先ずは所定の血液検査が必要になって参りますが
猫を触る事が出来ないという事でしたので先ずはスタッフが一度お伺いさせて頂き
近隣の動物病院にお連れして一通りの血液検査を行いました。
合わせて歯と爪の状態を獣医さんに診て頂き推定ですが大まかな年齢を出して頂きました。
猫の場合ですが、年齢が不明な場合でも動物病院に行けばある程度の年齢が分かる事があります。
今回の猫ちゃんですが13歳くらいじゃないかとの事でした。
若い猫ちゃんであれば里親探しをしてみるのも手かと思いますが13歳となると
なかなか難しいかも知れません。
相談者と協議の上ねこほーむで生涯預かりする事となりました。
ねこほーむで元気に生活していってくれればと思います。
東京都国立市からのお問い合わせ
東京都国立市よりお問い合わせがありました。
今回は飼い主さんがお亡くなりになり、猫ちゃんが無人の家に残っているとの事でした。
今回はご家族の方ではなく、成年後見人になられている司法書士の方からの相談でした。
直ぐに猫ちゃんをお迎えに行ったのですが、無人の数週間生活している猫ちゃんは
なかなか押し入れから出てきてくれませんでした。
とても寂しい思いをしていたんだろうと思います。
ねこほーむでは原則としてお引き取りする際に飼い主さんより費用を頂戴するのですが
今回のケースの場合ですと、故人の方から頂戴する事になるのですが
後見人の方に裁判所での手続きを行って頂くようになります。
三重県津市の方からのお問い合わせ
問い合わせ内容ですが、伯母の認知症が酷くなりお世話をする事が困難になってしまったとの事です。
猫ちゃんは15歳と高齢でして既に腎不全がステージ3で出来る限りの療養が必要ですが
トイレの片付け等も出来ておらず、環境が劣悪になっているようです。
ただ、飼い主さん自身は猫と離れ離れになるのが辛いようで
最初は説得しても応じてもらえず何度も何度も話してようやく猫を預ける事を決心されたようです。
飼い主さんがお住まいになられている所は三重県津市になりまして
ねこほーむのある東京まではなかなか気軽に面会に来ることが出来ないようです。
それだけが最後までネックとなっていたようですので、定期的にメールにて写真を送付する事となりました。
ねこほーむでは遠方の飼い主さんに対しては写真を撮り、それを送る事で直接の近況報告も行っております。
まだ、こちらの猫ちゃんは実際にはお引き取りしておりませんが、今後もお知らせの方でもご紹介できるかと思います。
本日は以上となります。
また更新致します。
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