2021.03.04
こんにちは。NPO法人ねこほーむです。 本日は問い合わせでも多い猫を保護したら?その時出来る事をお伝えできればと思います。 ・猫を保護したが飼えない ・保護すべきではない時 ・まとめ
ねこほーむに来る問い合わせの中でもトップクラスに 多いのが猫を保護したが飼えないと言う事です。 ここでは野良猫を保護した際に確認してほしい事等をご説明致します。
先ず野良猫を保護した際に一番に確認してほしいのは その猫ちゃんが本当に野良猫なのか?という事です。 日本では今でも猫ちゃんを外、中自由で飼育している方がいらっしゃいますので 先ず一番に確認したいことはその猫ちゃんが実は飼われている猫ちゃんなのか?です。 確認する方法としては ・首輪の有無 首輪の付いている猫ちゃんは高確率で飼われている猫ちゃんです。 ただ、中には首輪が付いていても心無い飼い主さんが捨ててしまった猫という事もありますので そこはよく確認する必要があります。 ・首輪に迷子ポットが付いている 首輪の一部に小さいボトルの様なものが付いています。 そのボトルを開けますと飼い主さんの住所や電話番号が記入されていたりしますので 迷子ポットが付いていましたら連絡してあげましょう。 ・ご近所でこの猫ちゃんを知っている方を探す 毎日外に出ている猫ちゃんですと近所で評判になっていたりします。 ご近所の方に確認をしてみるのも一つの手です。
猫を保護した際ですが基本的には一度動物病院に 連れて行ってあげた方が良いかと思います。 怪我をしていたり、衰弱していれば先ず治療をしてあげてください。 元気な場合ですが一番にした方が良いことは猫ウイルス検査です。 これはねこほーむで引き取る際にもお願いしている事でありますが 猫エイズ、猫白血病のキャリアを持っているか調べる検査です。 保護した方の考えにもよりますがこの検査結果は保護した猫ちゃんの 今後にとって非常に重要な検査結果となります。
野良猫を保護するときは猫にとってメリットもあれば 残念ながらデメリットになる事もあります。
中には外での生活に完全に慣れている猫もおります。 そのような猫に対して一回でもご飯をあげたりしてしまうと 人からご飯を貰う事を覚えてしまうためにその後の生活に困ってしまいます。
また、ずっと飼い続けることを決意の上で保護をしても 外に出て自由に生活している猫ちゃんにとって室内で 生活する事は大変なストレスに感じることもあります。 保護する時は、保護する猫ちゃんの様子をしっかりと見極めてあげましょう。
基本的に猫ちゃんを飼育する環境としてベストなのは 一匹の猫ちゃんに対して、一つのご家庭で飼ってあげる事です。 飼うことが難しく、猫の行き場に困ってしまう時はよく考えてからにしましょう。
野良猫のを保護した後ご自身で飼えない場合 引き取り手を探すしかありませんが 個人で引き取ってくれる方はそうそういらっしゃらないかと思います。
保護団体に引き取りを依頼する場合は大半が費用が掛かかります。 ねこほーむでも健康状態等を詳しくお調べの上 保護可能な場合もありますが費用は相談の上掛かります。 どうしても生き物を引き取る事になりますのでご理解を頂ければと思います。
やはり一番いいのは里親を探してあげる事でしょう。 猫ちゃんにとって一番いい環境はご家庭で生活出来る事だと思います。 また、里親については猫ちゃんの性格やタイミングですので 決まるときは直ぐに決まりますし時間を要するときもありますので こればっかりは探してみないと何とも言えません。
・外で生活している猫を保護した際はまず飼い猫か否かの確認をする。 ・飼い主がいなそうであれば、ご自身で飼ってあげるのがベストです。 ・ご自身で飼う事が出来なければ猫の行き場を探してあげましょう。 ・猫の行き場として一番いいのは里親を探してあげる事です。 ・里親が見つからない上にご自身で飼う事が出来なければ保護団体を探しましょう。 但し、大半の施設で費用は掛かります。 ・保護することによって生じるデメリットもあります。 ・最後に、命を保護した時は最後まで責任を持ちましょう。
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