2021.04.14
こんにちは。NPO法人ねこほーむです。
本日はまだ安心できないこの時期の鼻気管炎について解説していきます。
ねこほーむでお預かりしております猫ちゃんも患った事があります。
その時の治療法や予防等についてご紹介していきます。
また、鼻気管炎はほとんどの猫ちゃんが経験すると言っても
過言ではない程にとてもポピュラーな病気の一つです。
基本的には自然治癒でも十分に治る事が多い病気ですが
中には重篤化しやすい条件の猫ちゃんもおりますので注意が必要です。
結論としては一言でいえば猫風邪の一種です。
猫ヘルペスウイルスによって起こる猫風邪の一種です。
伝染性となり、多頭飼育の場合は他の猫にも移りますので注意が必要です。
猫の鼻気管炎ですがとても一般的に幅広い猫ちゃんが患う可能性のある病気です。
この時期、昼間は暖かいですが夜になると寒くなります。
少し前までは一日中暖房を付けていたが
暖かくなり暖房の使用をやめた方も居るかと思います。
昼と夜の寒暖差が大きいと猫は体調を崩しやすくなります。
以外に思うかも知れませんが少し寒いくらいとか少し熱いくらいで
部屋の温度が一定に保たれているほうが猫は健康に過ごせます。
鼻気管炎ですが真冬ももちろん多いですが
今のような昼と夜の寒暖差が大きい時も多いので注意してあげましょう。
これは鼻気管炎のみならず、猫は肉球からしか汗をかきませんので
体温調節がうまく出来ませんので室温を一定に保つ事はとても重要です。
症状
先ずウイルス性の鼻気管ですと潜伏期間は1週間前後あります。
その後、くしゃみや発熱、鼻水等、人間でいう風邪のような症状が出てきます。
高齢猫や子猫は特に注意が必要です
高齢猫や子猫の場合は重篤化する事がありますので特に注意が必要です。
子猫の場合は死亡率が70%を超えるとも言われています。
高齢猫の場合はやはり免疫が衰えていますので注意が必要です。
逆に一般的な成猫の場合は基本的には1週間前後で自然に治る事が多いです。
但し念のため獣医さんに罹った方が良いかと思われます。
また、鼻気管炎から目ヤニや鼻水が出始めて
熱などは下がり完治した後も目ヤニや鼻水が慢性的に
なってしまう事もありますのでしっかりと治すよう心がけてください。
予防
予防にですがワクチンがベストな手段かと思われます。
猫のワクチンには3種5種7種とありますが
完全室内飼いで一般的に広く使われているのは3種かと思います。
また、ワクチンの接種時期ですが基本は年に1回です。
ご家庭で飼育している猫の場合ですがかかりつけの動物病院から
4月になるとハガキが届くご家庭が多いと思います。
ただ、4月の動物病院は混雑しますので予約していく事をおすすめします。
治療
治療については皮下点滴と高栄養の食事を与える事です。
動物病院で処方された薬があればそちらも与えてください。
また、このような時は猫はなかなか自発的に食べることが出来ませんので
強制給仕についても出来るようになっておくと良いかと思います。
高栄養のご飯ですがねこほーむではよく
ヒルズのA/D缶を使用しております。
その他のご飯ですと、リカバリーサポートや退院サポートなんかでも良いかと思います。
高栄養、高カロリーの物を食べさせてあげれば問題はないかと思います。
但し、食べない場合は食べてくれるものを与えた方が良いかと思います。
これはどんな病にも共通となりますが
やはり食べない場合は食べてくれることを優先してください。
・鼻気管炎のウイルス性の病気で、症状は風のような症状です。
・昼と夜の寒暖差が大きい時期は特に気を付けてください。
・予防はワクチンが効果的です。
・治療については、皮下点滴と高栄養の食事が良いです。但し獣医師と相談の上行ってください。
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