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老猫の介護 注意点とケアの方法について

こんにちは。NPO法人ねこほーむです。

ねこほーむは老猫ホームとして活動しておりまして

基本は老猫の介護に特化しております。

ねこほーむの平均年齢は14歳若しくは15歳前後になるかと思います。

本日は老猫の介護についてケアの方法等をご説明していきたいと思います。

老猫の介護

猫を飼っていれば避けては通れない猫の介護です。

今まで寄り添った愛猫が衰えていくのを見るのは飼い主としても

大変辛い事だと思います。

たくさんの癒しをくれた猫のために愛情深く適切な介護を施してあげてほしいと思います。

また、猫の介護は人間の介護のように直接的な介護もありますが

環境を整えてあげるのも重要な介護です。

老猫になったサイン

・あまり動かなくなり寝ている事が増えた

もともと猫は寝ている事が多い生き物ですが高齢になると

寝ている時間が更に増えます。

睡眠が長くなると言う事は今までよりも睡眠の環境が大事になります。

高齢になると体温管理が上手にできなくなります。

そのため、夏は涼しい所、冬は暖かい場所を用意してあげる必要があります。

また、用意したものを使わない場合は場所を変えたりすることも試してみて下さい。

・グルーミングをしなくなる

高齢になると体が硬くなりますので自分で届かない場所も出てきます。

その部分を優しくブラッシングしてあげてください。

若い頃と比べると被毛が抜けていますので

力を入れてブラッシングをすると痛がるようになります。

出来る限り優しくやってあげてください。

ブラッシングをしてあげないと自分でグルーミングをしませんので

毛玉が出来てしまいます。

毛玉が出来ても放置しておくと皮膚病になりますの注意してください。

また、ブラッシングをしないと被毛がベタついてきますので

やはりコマめにブラッシングしてあげましょう。

・体重減少

高齢になるとやはり食も細くなり体重も減少していきます。

高齢猫の体重にはとても注意してください。高齢猫の体重は命のバロメーターです。

ねこほーむで亡くなる猫ちゃんのだいたいが1㎏後半~2㎏前半です。

高齢になると何かしらの疾患を持っていて療養食を食べている猫ちゃんが多いと思います。

高齢猫の飼い主さんの中に稀ですが、療養食以外食べさせてはいけないと言う方が見受けられますが

基本的に高齢猫の場合は食べてくれるものを与えた方が良いと思います。

もちろん食べてくれるなら療養食を与えた方が良いと思いますが

高齢猫の場合は食べてくれることを最優先にした方が良いかと思います。

・爪を研がなくなる

自分で爪を研がなくなるのでコマめに爪切りをしてあげる必要があります。

爪をあまりにも長い期間切らないと巻き爪になり肉球に刺さります。

また爪が伸びている状態の時はカーテン等に爪が引っかかると高齢の猫は

若い時比べて力が衰えているので自分で取れない時もあります。

・歯周病

高齢になればなるほど、口のお手入れは重要になってきます。

一番は飼い主さんが歯を磨いてあげる事ですが猫の場合は容易に磨かせてくれません。

おやつやご飯でオーラルケア、デンタルケアの物もありますので試してみて下さい。

歯周病になると口の中の膿が鼻に行ってしまう事があります。

そうなると鼻が詰まりなかなかご飯を食べてくれなくもなります。

歯周病の一番怖い所はここかと思います。

歯周病→鼻詰まり→食欲不振→ぐったりする

と言うのは猫の場合本当によくある流れです。

歯周病が酷くなると抜歯しなければいけなくなる事もありますので

口臭がキツい、ヨダレがひどい時は獣医師に診てもらうのが一番いいかと思います。

まだまだ老猫の介護について気を付けて頂きところもありますが本日は以上となります。

また更新致します。

まとめ

・老化によるサインは様々あります。

・老猫の体重はとても重要です。ご家庭でも計測できるといいです。

・歯はとても大事です。歯周病が酷ければ病院に行きましょう

 

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