スタッフブログ

先住猫との慣らし方

こんにちは。NPO法人ねこほーむです。

ねこほーむには日々「猫が飼えなくなった」というお問い合わせがありますが

受け入れる際には、飼えなくなってしまう理由が本当にやむを得ない事情なのか?

飼えなくなってしまう理由を大切にしていますので 皆さんにご事情についても

お聞きしているのですが その中でも多いのが新しく猫を迎え入れたら先住猫との折り合いが悪い。

という事情です。 ねこほーむでは猫を新しく迎え入れる際は

様々な工夫をして今いる猫たちと徐々に慣れていけるようにしていますが

本日はご家庭でも出来る猫の慣らし方についてご紹介していきます。

新しく猫を迎え入れる予定がある方、今新しい猫を慣れさせている方のご参考になればと思います。

先ず、結論から申しますと直ぐに慣れることは基本出来ませんので

時間をかけてゆっくりと慣れて行ってもらいましょう。

慣れるための手順

用意するもの

f:id:NPONEKOHOME:20210509172154j:plain

・ケージ ・ケージの中に置くトイレ ・毛布(出来るだけ大きいもの)

先ずは隔離しましょう

先住の猫ちゃんは基本的にケージではなく室内でケージレスにて

生活している方がほとんどかと思います。

猫は縄張り意識が強い生き物ですので急にある日

自分のテリトリーに知らない猫が入ってきたら当然に警戒しますし威嚇もします。

そのような状態の時に近くにくれば結構な確率でケンカになってしまいます。

そこでまずはケージを使って新しく迎え入れた猫ちゃんを隔離してあげましょう。

ケージですが猫ちゃんの年齢にもよりますが高齢な猫ちゃんを

新しく家庭に迎え入れることは あまり無いと思いますので

ここでは2段、3段ある上下運動が出来るタイプをおすすめします。

先ずはお互いの存在を認識させる

先ずはお互いの存在を認識させあってください。

ここでお互いが緊張感高くなりそうであれば毛布を使ってケージを目隠しさせてあげて下さい。

全てを隠す事が出来なくても一部だけでも隠してあげてください。

ケージの中にいる子が逃げられる部分を作ってあげてください。

一番はご飯を食べてくれること

f:id:NPONEKOHOME:20210509172847j:plain

一番に気にかけてほしいのはご飯を食べているかです。

お互いにご飯を食べることが出来ないほどに緊張しているのであれば

一度ケージを違う部屋に移動する事も考えた方が良いかもしれません。

ただ、年齢にもよりますが基本は慣れてくれるものだと考えても良いと思います。

慣れてきたら短時間ケージから出してみよう

お互い問題なくご飯も食べてそこまで過剰に存在を気にしていなければ

少しだけケージから出してみましょう。

威嚇しあったり不穏な空気が流れていればすぐにケージに戻しましょう。

もし問題なくても最初の日は直ぐにケージに戻すようにしましょう。

※ここで平気そうであっても焦って長時間一緒に居させないようにしましょう。

 一度ケンカになってしまうとその後の関係修復が困難になってしまいます。

 一度お互いが敵という風に思ってしまうと本当に難しいです。

その後問題が無ければ次の日は15分、次の日は30分と少しずつ 接触する時間を延ばしていってみましょう。

ねこほーむでは預かり猫をどのように慣らしているか

f:id:NPONEKOHOME:20210509172940j:plain

結論から申しますと、上記の方法と全く同じことをしております。

ご家庭の場合と一番違う事はねこほーむで生活している猫たちは

新しく猫が入ってくることに慣れております。

ご家庭の猫の場合は新しく猫が入ってくることは全く初めての体験かと思います。

より時間をかけて慎重に慣らしてあげましょう。

早い子たちであれば1カ月で慣れてくれる子もいますし

長い子では半年若しくは1年以上とかかる子もいますので とにかく長い目で見てあげることが大切です。

まとめ

f:id:NPONEKOHOME:20210509173059j:plain

・まずはケージで様子を見てみましょう。

・最初の接触は問題なさそうでも5分程度

・大丈夫であれば少しずつ接触する時間を延ばしてあげる

・とにかく焦らずじっくりゆっくりと

・どうしても難しい際はご相談下さい。      

お問い合わせ 詳しくはコチラ

電話番号