猫はどこで買う?一緒に過ごすパートナーと出会う最適な方法を解説

  • 猫はどこで買えるのだろう?
  • 無償で引き取ることはできないか?
  • いくらくらいかかるのか?

このような疑問を持っている人は多いのではないでしょうか?

猫は、ペットショップをはじめさまざまな方法で迎え入れることが可能。

ただし、方法によってかかる費用は大きく異なります。一方で、無償に近い出費で迎え入れられることもあるでしょう。

そこで本記事では、猫を迎え入れる方法と費用感に関して解説します。

これから猫と一緒に暮らすのを検討している人はぜひ参考にしてください。

猫をどこで買う 

猫と出会える場所は、いくつか考えられます。

  • ペットショップで購入する
  • 里親として保護猫などを受け入れる
  • 友人や知人から譲渡を受ける

ただし、それぞれでかかる費用やメリット・デメリットに違いがあります。

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

ペットショップで購入する

まず、ペットショップで購入する方法が考えられます。

ペットショップでは、月齢が浅く、見た目や健康状態がよい猫と出会えます。

また、すでに予防接種や不妊・去勢手術を受けている場合が多いでしょう。

さらにペットショップでしか出会うのがむずかしい猫種もいます。

一方でペットショップで購入する場合、費用面が心配されます。月齢や猫種によっては、20万円以上かかるかもしれません。

出典:COO&RIKU

経済的な余裕がある場合にのみ、ペットショップが選択肢に入るでしょう。

里親として保護猫などを受け入れる

また、里親として保護猫を受け入れる選択肢もあります。

保護猫とは、飼い主に譲渡された、捨てられてしまったなどの理由で、保護施設に一時的にとどまっている猫を指します。

保護施設に申し出て、条件をクリアすれば、さほど費用をかけず譲渡されるでしょう。

保護施設の一例として、動物愛護センターや動物愛護団体などが挙げられます。近隣の保護施設のWebサイトなどを見て、条件を確認してみましょう。

ねこほーむも、保護猫を預かっている動物愛護団体のひとつ。随時、保護猫の引き取り手を探しています。

興味がある方は、ぜひ一度ご連絡ください。

引き取りについて詳しく見る

友人や知人から譲渡を受ける

また、友人や知人から譲渡を受ける方法があります。

この場合は、関係性にもよりますが、ほとんどの場合無償で引き取りできるので、費用がかかりません。

たとえば出産があった家庭で、子猫を貰い受けるケースが考えられます。

ただし、現在では不妊、去勢手術を受けるケースが多いため、現実的ではないかもしれません。

ただ、SNSなどを通して、譲渡を受ける方法もあります。

このように、新しい飼い主を募るポストは常に一定数あります。興味があればコンタクトを取るとよいでしょう。

【補足】野良猫を受け入れるのはおすすめしない

野良猫を拾って受け入れる方法もあります。しかし、以下の理由からおすすめできません。

  • 何らかの病気にかかっている可能性がある
  • 厳しい自然環境を経験して、攻撃的な性格が形成されているケースがある
  • 野良猫ではなく、地域猫である可能性がある
  • 捕獲が困難である

野良猫が生きる環境は想像以上に厳しく、感染症などをはじめとした、さまざまなリスクを抱えています。

また野良猫ではなく地域猫を拾ってしまう可能性も。さらに捕獲も困難です。

野良猫を拾っている家庭のほとんどは、意図的に拾おうとしたわけではありません。たまたま逃げなかった、ついてきたから、飼うことになったケースが多いです。

野良猫を拾うより、購入もしくは譲渡を考えましょう。

飼育しやすい猫種一覧

  • アメリカンショートヘアー
  • スコティッシュフォールド
  • ブリティッシュショートヘア
  • ラグドール
  • ロシアンブルー

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

アメリカンショートヘアー

アメリカンショートヘアは、病気に対して高い耐性を持っていることから、初心者にも育てやすい猫種とされます。

体調を崩しにくいため、世話の負担はかなり小さいでしょう。

密度が高い短毛種なので、寒さや暑さにも強い傾向にあります。毛並みやサイズ感もほどよく、人気は高いです。

性格は非常に愛情深く、犬のような忠実さを有しており、コミュニケーションを取りやすいでしょう。

ただ、身体能力が高く活発な活動を好むため、遊びの時間を取り入れるなどの工夫が必要です。

その点を考慮できれば、非常に飼育しやすいといえます。

スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドは、比較的おとなしく人懐っこい性格を有しており、コミュニケーションが取りやすい猫種です。

活動量は控えめであり、のんびりと過ごすのを好みます。

人間の愛玩動物として活発に品種改良された種であるため、見た目がよいのが特徴です。特徴的な「折れ耳」や丸々とした体型は、飼い主にとって大きく癒しとなるでしょう。

また、ルーツは比較的冷涼なスコットランドにあります。その背景から、基本的には寒さに強い特性を持っています。

懸念点として、遺伝的に関節に関連した問題を抱えやすい点があります。特にチャームポイントである折れ耳の部分に関しては、関節炎などが起こりやすいため注意しましょう。

また運動量が少ないぶん、体重の増加が起こらないようにしましょう。

ブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘアは、大人びた性格を持つことから、安心して飼育できる猫種です。

基本的に落ち着いた性格で、独立心が強く、育てるのにあまり手間がかかりません。

じゃれるよりも静かに過ごすことを好み、飼い主に体力的な負担をかけることはないでしょう。鳴き声なども控えめです。

また丸々としながらもスタイリッシュな体型は一般的に愛らしいとされ、高い人気を集めています。

懸念点としては、運動不足になりがちな点が挙げられるでしょう。やや肥満になりやすい猫種であるため、運動量と食事量には一定の配慮が必要です。

なお、サイズがやや小さめなので、通院などの負担も軽減できます。

ラグドール

ラグドールは、非常に人懐っこく、優しい性格を持っています。

ストレス耐性も高く、ある程度は病気にも強いです。さらに人間だけではなくほかの猫や動物にも優しく、多頭飼育もしやすいでしょう。

外見的な特徴として青い目と豊富な毛並みを持っており、一般に魅力的な外見を持っているとされます。

一方で典型的な長毛種であり、換毛期には相当な生え替わりがあります。したがって、掃除はたいへんになるでしょう。

また毛玉予防のため、定期的なブラッシングも必要になります。この点をカバーできれば、非常に飼いやすい猫種だといえます。

ロシアンブルー

ロシアンブルーは、美しい毛色と瞳を持つ、非常に美しい猫です。

性格は冷静沈着かつ知的で、あまり感情的にはなりません。

ロシアンブルーは、鳴き声を上げることが少なく、「ボイスレスキャット」などと呼ばれることもあります。静かに暮らしたい人にとっては、適切なパートナーになるでしょう。

短毛種であるため、脱毛が起きにくく、またアレルギー反応を呼び起こすことも少ないです。

一方で、ややそっけない態度を取ることが多いです。また、清潔な環境を好むため、掃除などには力を入れる必要があるでしょう。

掃除好きな人にとっては、非常に飼いやすい猫種だといえます。

猫を受け入れる事前準備

猫を受け入れる前には、家庭での事前準備が必要です。準備ができていないと、世話や安全確保の面で苦労するかもしれません。

  • 具体的には以下の準備を整える必要があります。
  • 猫グッズを揃える
  • 怪我や破損の原因になるものを片付ける
  • 脱走経路を塞ぐ
  • 風呂場やランドリーに入れないようにする
  • 緊急時の連絡先と動物病院の場所を把握する

まずは、猫グッズをきちんと用意する必要があります。

また、安全確保のための取り組みがいくつかあります。

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

猫グッズを揃える

まずは、猫グッズを揃えましょう。最低限、以下のものが揃っていると安心です。

  • ケージを/10000円
  • トイレ(大きめ)/5000円
  • 猫砂/1000円
  • フード/1500円
  • 食器/500円
  • キャリーバッグ/5000円
  • 寝床/0円

<合計23000円>

そのほか可能であれば揃えたいグッズとして以下が挙げれられます。

  • 猫用ベッド/3000円
  • 首輪/1000円
  • おもちゃ/500円
  • 猫用ブラシ/500円
  • 猫用爪切り/500円
  • 歯磨き用品/500円

<合計:6000円>

関連記事:猫を飼い始めるときにすべき準備は?必要なものと環境を解説

また子猫の場合は、準備する猫グッズが変わります。詳しくは「成猫から飼う?子猫から飼う?メリットとデメリットを解説」で解説しているので参考にしてください。

怪我や破損につながるものを片付ける

また、怪我や破損につながるものは、できる限り片付けましょう。

基本的に「猫が触ると落ちるもの」を、しまっておくのがよいです。

たとえばテーブルの上に飾った花瓶や小さな電子機器などが挙げられます。水槽なども、猫の手が届かない場所に移動させましょう。

特にケーブルが接続されているものは、落下事故につながりやすいです。

「猫が触ると落ちるもの」をしまっておかないと、物が壊れたり、猫が怪我をしたりするかもしれません。できる限り、片付けをしておきましょう。

またコンセントケーブルなどは、あやまって噛みついた時に感電・漏電が生じる原因になります。可能なら、巻き取ってコンパクトにしたり、カバーをつけて噛まないようにしたりしましょう。

脱走経路を塞ぐ

また、脱走経路を塞ぐのも重要です。具体的には、以下のような対策を取りましょう。

  • ベランダに脱走防止用のネットを張る
  • 玄関に柵をつける
  • 天窓などの鍵を閉める
  • 家族内で脱走できないようなドア開閉のルールを定める

ベランダは、脱走が起こりやすい場所です。そして、猫は4階くらいの高さであれば、飛び降りて無事に着地できてしまいます。

このようなことが起こらないように、脱走防止用のネットなどを張るとよいでしょう。

また玄関に柵を設置して、脱出しにくくなるものひとつ。

万が一脱走した場合に備えて、GPS追跡が可能な首輪を使うのもおすすめです。

風呂場やランドリーに入れないようにする

また、風呂場やランドリーには入れないようにしましょう。

水場は、猫が溺れてしまう危険がある場所です。また多くの場合鍵がついているので、閉じ込められることもあります。

ここには入れないように、何らかのバリアを設置するのが理想的。また、鍵やドアを閉める習慣も、きちんとつけておいたほうがよいでしょう。

たとえばキャットゲートなどが役立ちます。

夏場になると、猫はより涼しい環境を求めて風呂場に入りたがることがあります。しかし風呂場を気にいられると困るため、そうさせないのを推奨します。

緊急時の連絡先と動物病院の場所を把握する

また、緊急時の連絡先と動物病院の場所を把握しましょう。

緊急時の連絡先は、飼い主に何かがあった場合に、猫を預かってくれるような人が望ましいです。家族や親戚、親しい友人が候補に上がるでしょう。

また、動物病院の場所も把握しておきます。猫の体調に変化があったとき、スムーズに診察を受けられます。

猫と暮らしていると、何度か緊急の事態に見舞われるでしょう。そのような場合に手助けしてくれる人や、向かうべき動物病院を把握しておくのが大切です。

猫との暮らしに関するよくある質問

今回は猫を迎え入れることに関して解説しました。ここではよくある質問に回答します。

  • 賃貸でも猫は飼える?
  • 猫を飼うんじゃなかったと思う理由は?
  • 猫は1万円で購入できる?
  • 猫を飼うのに向いている人の条件は?

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

賃貸でも猫は飼える?

賃貸でも猫を飼育するのは可能です。

最近ではペット可の賃貸物件が増えており、猫との暮らしに対するハードルが下がりました。少し探せば、ペットの入居を認める物件を見つけられるでしょう。

ただし、追加の敷金や清掃費用が必要になるかもしれません。また、猫が住宅設備を破損さえた場合、弁償を求められることも。

賃貸で猫を飼育する場合は、事前に契約条件を確認しておきましょう。

猫を飼うんじゃなかったと思う理由は?

猫を飼うんじゃなかったと思う理由としては「別れることの辛さ」が挙げられます。

しかし、世話の負担やアレルギーの発覚により、後悔する人もいます。その結果、猫と別れることを選択するケースも。

猫を飼い始める際は、無理なく飼育できるか、時間を取って検討したほうがよいでしょう。

猫は1万円で購入できる?

1万円で購入できる可能性はあります。

たとえば動物愛護団体などから引き取る場合は、数千円の手続き費用の支払いにとどまるケースが多いです。

ただし、ペットショップで1万円台で販売されているケースはほとんどありません。

また、猫を1万円で購入しても、不妊・去勢手術やワクチン接種などで費用がかかる点に注意してください。

猫を飼うのに向いている人の条件は?

以下の条件に当てはまる人は、猫の飼育に向いているでしょう。

  • 純粋に猫が好きである
  • 細かい世話も嫌がらずできる
  • ある程度の経済力がある
  • アレルギー体質ではない
  • 自宅で過ごす時間が多く、留守番させることが少ない

第一に、猫が好きであることは最低限必要な条件です。

また、細かい世話をする能力や、ある程度の経済力も必要。

さらに、自宅で過ごす時間が長く、留守番させることが少なければ、飼育しやすいでしょう。

しかし、この条件は決して厳しいものではありません。猫に対する愛情と、きちんと世話をする準備があれば、問題なく飼育できるでしょう。

まとめ

本記事では、猫と出会う方法に関して解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 猫はペットショップ、保護猫の受け入れ、譲渡の方法で迎えるのが一般的
  • 健康や難易度の問題から、野良猫の受け入れはおすすめできない
  • アメリカンショートヘアーやラグドールなど、飼育しやすい猫種もいるので参考に
  • 猫を受け入れる前には、グッズを買うなどの事前準備が大切
  • 脱走経路を塞ぐ、緊急時の連絡先をおさえるの安全確保も重要

猫と出会う方法はさまざまありますが、やはりペットショップで購入すれば、病気などが考えにくいので安心です。

一方で費用が気になるなら、保護猫の受け入れなどの方法を考えましょう。

また飼育する際は、最後まで責任を持って面倒を見る決意を固めてもらえればと思います。

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